DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

Rojo -Tierra-

皆さま、あけましておめでとうございます。年末は紅白歌合戦は1秒も見ず、大晦日の雰囲気がある「年忘れにっぽんの歌」を見ました。八代亜紀さんの「舟唄」は、演歌を聴かないぼくでも心に沁みるものがありました。年始は「ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート」を見ました。オーストリアのウィーンにある楽友協会ホールからの生放送で、新年の気分が味わえます。今年はウィーン・フィルのコンサート・マスターが若い人に交代となり、また今回の指揮者はベネズエラ出身の35才(史上最年少)のグスターボ・ドゥダメルが務めたこともあり、演奏の音が活きがいいというか、若々しい感じのコンサートになったと思いました。

さて、新年の初めにご紹介するのは、中森明菜さんが2014年に発表した「Rojo-Tierra-」です。この曲で中森さんは2014年の紅白歌合戦に出場しました。体調がすぐれないということでニューヨークのスタジオからの中継でした。Rojoはスペイン語で「赤」、Tierraはスペイン語で「大地、地球、土」とか結構広い意味で使われます。中森さんの歌声をそのとき久々に聴きましたが、曲もスペインの大地を思わせるようなアレンジなんですが、「熱い予感 終わりじゃない 私たちは ひとりじゃない」とささやいているようで、でも力強くて存在感のある声に、一味違う歌手だなと感心しました。

ぼくも女性のアーティストの曲をDAM★ともで歌うなかで、中森明菜さんの曲を選ぶことが多いです。女性の心情を歌っている作品が多いですが、スケールの大きな作品も多くて、歌いがいがあるからなのかなと思っています。「Rojo-Tierra-」の歌の世界はスペインの大地を歌っているのではなく、つらく傷ついた人に手を差し伸べて、どんなことも受け止めて、熱い予感や光が見えてくると信じて進んでいこうとする男女の姿を描いています。大地に立って、明日を夢見て信じるというと、「風と共に去りぬ」みたいですけど。ぼくも明日への希望が見える1年にしたいと思います。