DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

恋ゲバ

カラオケ大会も終わって、同じ曲ばかりを歌ってきたので、ぼくも新しい曲を歌いたい気持ちが強くて、DAM★ともでは先週2曲、今週2曲と新たに公開しました。

そして、新しい曲も覚えたいところなんですが、2月から3月にかけて、ぼくの好きなアーティストさんたちが次々と新曲をリリースしていて、まだ全然新曲も聴けてないし、ほとんど覚えきれてません。

そういうなかで今、ぼくの頭の中にグイグイっと入ってきた曲が、新しい学校のリーダーズというグループの「恋ゲバ」という曲です。

新しい学校のリーダーズは、女性4人組によるダンス&ボーカルパフォーマンスユニットで、プロフィールの紹介には、「踊る、セーラー服と奇行癖。と称され む、む、む。と、ざわつきながらも、つまらない現代社会を強く・楽しく生きるべく、個性を発揮し、許される自由を見つけることで社会に怒られないレベルでアンチテーゼを投げかけ、【はみ出していく】小さな小さなレジスタンス。」とありました。衣装はセーラー服に腕章ということで、コンセプトが面白いグループだなと思いました。

彼女たちの2ndアルバム「若気ガイタル」が3月6日に発売されましたが、「恋ゲバ」は収録曲の1曲ということで、2月6日にニューシングルとして先行配信されました。作詞は松永天馬さん、作曲はH ZETT Mさんです。松永さんはアーバンギャルドというバンドのボーカルをはじめ詩人・映画監督など多才な活躍をされている方とのことですが、「天才てれびくん」に天馬係長で出演していた方で、ぼくはわかりました。


滝口ひかり(DROP) Let’s天才てれびくん 20170130 & 20170201

そして、H ZETT Mさんは、PE'Zというジャズをベースにしたインストゥルメンタルバンドのキーボーディストであった「ヒイズミマサユ機」さんであり、椎名林檎さんがボーカルを務めたバンド「東京事変」のデビュー曲「群青日和」の作曲を手掛けた「H是都M」さんでもあります。

さて、「恋ゲバ」を聴いて、昭和歌謡のエッセンスが昇華されているなあと思いました。MVが、女子生徒と男性教師の禁断の交際をテーマにしているのは、1993年に放送されたドラマ「高校教師」を思い出してしまいますし、歌詞中に「ゲバ ゲバ」と歌うところは、1986年に発売された中森明菜さんの大ヒット曲「DESIRE」の冒頭の歌詞「Get up,Get up,Get up,Get up,burning love」のオマージュかななんて思いました。

そしてサブカルなテーマに、ヒュージョンのようなサウンドって、最近歌が世相を風刺するっていうのがないだけに、小さな小さなレジスタンスでも、いいじゃないかって思います。さらっと綺麗にまとまった歌が多い中で、薔薇の棘のように尖った歌もあっていいですよね。


新しい学校のリーダーズ 「恋ゲバ」MUSIC VIDEO(Short Ver.)