DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

フレンズ

ぼくがDAM★ともでお気に入りにしているアーティストのCHEMISTRY。最近Youtubeで、堂珍さんがレベッカの「フレンズ」を歌っている動画を見て、カッコよく歌ってるなあと思いました。

「フレンズ」は1985年10月21日にレベッカの4枚目のシングルとして発売されました。
レベッカ」というバンド名は、初代のリーダーだったギターの木暮武彦さんが、アメリカの小説家ケイト・ダグラス・ウィギン(Kate Douglas Wiggin)の小説「少女レベッカ」(Rebecca of Sunnybrook Farm)から命名しました。デビュー当初はロックっぽいサウンドで、デビュー曲の「ウェラム・ボートクラブ」は、ブレイクしてからのレベッカのサウンドとは違います。デビュー前、木暮さんとNOKKOさんはアメリカに渡り、アメリカでのデビューを模索しました。残念ながらデビューはできず2人は帰国するわけですが、彼らがやりたかった音楽はロック色が強かったのかもしれません。その後、音楽の方向性の違いで木暮さんとドラムの小沼達也さんはレベッカを脱退、2代目のリーダーに土橋安騎夫さんが就任してからは、ポップ色が濃いサウンドになっていき、当時アメリカで「ライク・ア・ヴァージン」(Like A Virgin)を大ヒットさせたマドンナのポピュラー・サウンドを志向した作品づくりだったように思います。

当時の日本では女性ボーカルと男性たちが楽器を演奏するロックバンドというスタイルはまだ珍しかったかもしれません。ロックの女性ボーカルといっても、当時は中村あゆみさんとNOKKOさんぐらいで、ガールズバンドもSHOW-YAやプリンセスプリンセスがデビューし、女性のロックが芽生え始めたのが1980年代前半だったように思います。

レベッカが活躍していたのは1984年から1991年までです。脱退した木暮さんと小沼さんはその後、田所豊さん、つまりDIAMOND☆YUKAIさんと共にRED WARRIORSを結成しました。そして、NOKKOさんと木暮さんは1990年から1993年まで結婚生活をしていました。なかなか人のつながりは複雑なものです。

「フレンズ」が発売されてから32年が経ちましたが、今でも音楽に古さを感じないんですよね。だから、男性の歌手がカバーしても、良く聴こえるんだろうと思います。


[高画質]♪フレンズ(REBECCA(レベッカ))/堂珍 嘉邦(CHEMISTRY) × DAIGO(BREAKERZ) × 増田 貴久(NEWS)


Rebecca - Friends (1985)