9月13日はぬまのカズシさんのレコ発ライブということで、大塚のLIVE BAR MARUさんに観覧に行ってきました。ぬまのさんに初めてお会いしたのは昨年の11月、同じLIVE BAR MARUさんでのオープンマイク企画でした。オンラインのカラオケ大会でご一緒したことがある歌仲間のCAONさんが、その日はオリジナル曲を歌う予定というのをTwitterで目にして、その日はたまたま時間が空いたので、「今から行っていいですか」とCAONさんに連絡して押しかけた感じです。ぼくは結構こういう感じの「ドタ参加」が割と多くて、その度に相手の方を驚かせてしまうとは思いますけど、少しは強引なことでもしないと、やりたいことは達成できないとも思っています。そして、この場で、CAONさんのオリジナル曲を作られたぬまのさんにお会いして、ぼくはその日歌う気はなかったんですが、ぬまのさんのギターに合わせて2曲歌わせてもらいまして、お見知り頂くようになりました。
この日は前日から少し体調が良くなくて、現地に到着してビールを飲みながら、出演者の方々の演奏を聴いていたら、蓄積していた疲労がどっと出て、睡魔との戦いみたいな状況になってしまいました。それでも、ぬまのさんが呼ばれたアーティストさん、竹田侑海さん、岩船ひろきさん、チョモLaラテさん、三輪美樹生さん、そしてぬまのさんの歌や演奏やトークとか、結構覚えていて、ある意味本能で音楽を聴いていたような感覚でした。しかし、交流するだけの体力はないと判断したので、演奏終了後はまっすぐ家に帰って、この3連休は歌の練習も休んで、久しぶりにきちんと休養を取りました。
ぼく自身も、これがチャンスと思ったら無理矢理予定を入れるタイプで、それをこなしていくのがマストみたいな感じでやってしまうんですが、たまに体がイエローカードを出してきたりするわけで、体調崩したら本末転倒だろってこの3連休は反省してました。
仕事でも歌でも同じですけど、最初から最後までフルパワーでやったら、体が持たないというのもあります。人間もずっと気を張った状態でいられるわけはなくて、時には心を休めたりしないと、好調を保てないと感じます。疲れ切った状態でライブを観覧に行って、正直癒されはしましたけど、もっと楽しめる体力が欲しいと思いました。
力を抜くということだと、先週行ったボイストレーニングでも、脱力の話題が出まして、喉や肩に力が入っても、抜けた感じのいい声は出にくくて、腕の力を抜いてみることで、喉や肩も力が入らなくなるという話をしました。
最近、アコースティックギターの演奏をしながら歌っている方の楽曲を歌ってみる中で、カラオケでは演奏に合わせて歌うだけなんですけど、もし自分がギターを弾きながら歌った場合の歌い方とか息遣いとかどうなるんだろうとか、夜カラオケに行って考えなから歌い続けることが多かったです。13日のライブ観覧も歌い手さんの歌とギターの調和の加減とか、歌詞とメロディーの主張の加減とか、自分の耳で確認してみたいことがあったので、そこはしっかりとそれぞれのアーティストさんの特徴がわかったように感じました。やっぱり、芸歴が長い方のほうが、余裕を持ちながら次の音に向けて進んでいるし、緩急の付け方も上手さを感じる箇所がありました。力を抜くことで、コントロールできる範囲が広がるから、やれることが増えるのかなと思いました。
3連休の間にプロの歌手が歌っている歌番組も見ました。一生懸命歌っているのはわかるけど、今一ついいと感じないのは、力を最初から最後まで入れているからなんだということがわかってきました。ぼくもカラオケ大会に向けて、力が入ってしまうタイプなんですけど、ほんの少し力を抜いてみるとか、音を遊んでみるとか、心の中を少し変えてみることで、歌も変わるかもしれないと思いました。とりあえず、こんつめてやらないようにしようと思います。