DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

十人十色のカラオケ大会

6月にカラオケ大会に初めて出て見て、歌う前は物凄く緊張しましたけど、歌ってみたら気持ちが良かったんです。それで、人前で歌ってみるのも悪くないかなと思い始め、次のカラオケ大会を探していました。そこで「2018日本カラオケボックス大賞全国大会in埼玉(川越)」の東京地区代表選考会があることを知りました。

エントリー方法は、「エントリー用紙に記入の上、自身で歌唱したカラオケ音源(CD)とともに郵送」とのこと。DAM★ともから応募できる方が楽で、音源を作らなければならないのは面倒でした。まず、家のプリンタが故障してたので、エントリー用紙を東京カラオケボックス防犯協力会に郵送してもらいました。次に、「自分の歌をCDにどうやって録音したらいいのだろうか?」なんですが、ビッグエコーで「Premier DAMの即席カラオケCDプレス」があるのを知り、店員さんに教えてもらいながら、自分の歌をCDに録音することができました。そして、「CDはどうやって郵送したらいいのだろうか?」ですが、CDを郵送できる封筒があるのを知り、書店で封筒を買って、郵便局からCDを郵送することができました。こういう手続きって、ぼくにとっては知らない事ばかりで、ハードルが高いんです…。

東京地区代表選考会の定員は10名とのこと。音源審査結果発表は「2018年9月初旬郵送による通知」とありましたが、「東京で応募する人がたくさんいるのに、10名に選ばれるわけがないよなあ」と鼻から思ってました。そうしたら、家に「審査通過のご案内」が届いてしまい、非常にびっくりしたのと同時に、カラオケ大会で歌える機会をいただけたことが本当に嬉しく思いました。

その後、Twitterでは4人の方が東京地区代表選考会に出場されることをツイートされてましたが、その皆さんはカラオケ大会の常連で、ライブでも歌っていらっしゃる方で、ますます「何で自分が選ばれたのかな?まさか定員割れ?」と疑心暗鬼でした。

そんな気持ちで今日は会場に行きました。歌い手はぼくを含め本当に10人だけでした。ぼく以外の歌い手の皆さんたちは、カラオケ大会で優勝や入賞の実績がある人たちばかりで、お互いにお知り合いのようでした。ぼくはどなたとも交流がないので「ぼっち」状態でした。ぼくにとってはその皆さんたちは、6月のカラオケ大会でも拝見した方もいますし、ネットでもカラオケ大会やライブでご活躍されている方もいますし、つまりは有名人の方々ですので、生のお姿を見て密かに感動してましたが…。

6月のカラオケ大会はホールで歌いましたが、今回はカラオケ屋さんのパーティールームを使いましたので、参加者との距離が近くて、ぼくの歌を聴いて頂けているのもわかったのが嬉しかったです。全員が歌い終わった後に、今回の感想を1人ずつ言う機会があったのも、アットホームな雰囲気で良かったです。ただ…運営の方には言ったところで無駄なので言いませんでしたが、実はぼくの歌のキーが依頼した原曲キーよりも1つ低かったんです。イントロを聴いた瞬間「ああ…」と思いましたけど、どんなキーでも歌うのが歌い手の役目なので、初めて歌うキーでしたけど何とか歌えました。6月の時よりは緊張しませんでしたが、でもマイクを持つ手は震えてました。練習してきた本能だけで、本番を歌った感じでした。

もちろん東京地区代表には選ばれませんでした。運営の方が「今回の10人の歌は、皆さん心に伝わってきました」と感想を言われていましたが、歌い手の皆さんがそれぞれ、ご自身の歌の世界を表現されていたなあ、まさに十人十色であって、正直、歌の優劣って何なんだろうなあ、簡単に付けられないなあって思いました。

正味2時間程度のカラオケ大会でしたが、他の皆さんの歌う姿を見て、ぼくにとっても学ぶ機会が多かった時間を過ごさせていただきました。

夢千代日記

9月15日、女優の樹木希林さんが亡くなられました。今年の4月に自宅で転倒した後のテレビ出演を見たときに、ご本人も体調が悪いと話されていました。8月に一時危篤状態だったと娘婿の本木雅弘さんが話されたときも驚きましたが、突然の訃報にぽっかりと穴が空いてしまったような虚無感を感じます。

樹木さんと音楽の関わりというと、1974年に放送されたドラマ「寺内貫太郎一家」で、当時30才の樹木さんは「悠木千帆」という芸名でしたが、老婆を演じて、仏壇の横に貼っていた沢田研二さんのポスターを眺めて、「ジュリー~!」と腰を振りながら悶えるシーンは今でも記憶に残っています。

また、1977年には「悠木千帆」の芸名を競売で売ってしまい、「樹木希林」と改名、その直後のドラマ「ムー」及び「ムー一族」では郷ひろみさんとのデュエット作品として「おばけのロック」、「林檎殺人事件」を発表しました。

ぼく自身の思い出では、2007年に公開された映画「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」で、樹木さんはオカンの役を演じ、ここでがん闘病の壮絶な苦しみも演じて、亡くなってしまうという演技をしているんですが、樹木さんは実生活でも2004年に乳がんを発病してから闘病を開始していたわけで、その精神力の強さに恐れ入ってしまうところです。

樹木さんの芝居の上手さを子供心に初めて思ったのは、1981年にNHKで放送されたドラマ「夢千代日記」で、置屋「はる家」の年増芸者「菊奴」を演じている姿を見たときでした。「夢千代日記」の登場人物が過去に傷を持つ人物が多く、どこか湿った雰囲気に包まれそうなところを、ユーモアとボケを混ぜて道化を演じる「菊奴」は、今思うと、樹木さんの考え方の根底にあったものだったのかもしれないと感じました。

そして、音楽との関わりといえば、ご主人の内田裕也さん。1973年に内田さんと結婚したものの、1年半で別居、以後は死ぬまで別居生活を続けていました。内田裕也さんはロック歌手ですけど、数々の樹木さんのエピソードを聞くたびに、よっぽど樹木さんの方がロックンロールな生き方をしてきた人じゃないかなって思います。

夢千代日記」のオープニングテーマは、日本を代表する作曲家である武満徹さんによって作られました。在りし日の映像より、樹木さんの往年を偲びたいと思います。


「夢千代日記」 音楽・武満徹

ここにしか咲かない花

9月8日土曜日の深夜、5年ぐらいぶりにTBS系の音楽番組「COUNT DOWN TV」を見ていたら、番組の前半で、結成20周年を迎えたコブクロの特集を放送していて、3か月に渡る密着ドキュメンタリーをやっていました。

カラオケ大会でコブクロの曲を歌う方は割といらっしゃいますが、ぼくはコブクロの曲はカラオケでも選曲しないです。ぼくにはキーが高すぎて歌えないというのもありますけど、2人で歌った方が映える曲だと思っているので、1人では歌わないです。そんなぼくでも、コブクロの曲で唯一歌ったことがあるのが「ここにしか咲かない花」という曲です。

この作品は2005年5月11日にコブクロの11枚目のシングルとして発売されました。2005年4月~6月に放送された日本テレビ系ドラマ「瑠璃の島」の主題歌にも起用されました。ドラマの原作の舞台が沖縄の鳩間島ということもあり、このドラマのために「ここにしか咲かない花」を書き下ろしたこともあり、歌っていてもどこかに沖縄っぽさを感じたりしたものでした。

ぼくがこの作品をカラオケで割と歌ってたのは、今から10年以上前です。「COUNT DOWN TV」を見終わって、久しぶりにYouTubeでこの作品を聴いて、しみじみと胸に伝わってくるいい曲だなあと改めて思いました。

あの頃、今と同じように色々なアーティストの曲をカラオケで歌うなかで、きっと歌詞や曲が自分の琴線に触れたから、この作品も歌っていたのだと思います。「何も無い場所だけれど ここにしか咲かない花がある」という冒頭の歌詞に惹かれたのかもしれません。自分の生き方、自分の居場所を探している中で、この歌を歌うと、どこかじんとくるものがあり、どこか励まされるものがあったかもしれません。そんな10年以上前の自分のことを思い出しました。

さっき、DAM★ともで10年以上ぶりに「ここにしか咲かない花」を歌ってみました。細かいメロディーとかすっかり忘れてしまった箇所もありましたけど、体が歌を思い出してくれたようで、何とか歌えました。

食わず嫌いを改めて、コブクロの曲にも挑戦してみようと思います。


ここにしか咲かない花 / コブクロ

酒場川

日本の歌謡史の中で「最も上手い歌手」といわれるアーティストの1人であるちあきなおみさん。「喝采」に代表されるようなドラマチックな歌の世界を表現できる歌手としては、他の歌手には追随できない卓越したものがあると思います。

ちあきさんはデビュー前の下積み時代には演歌も歌っていたそうですが、デビュー後は、師事した鈴木淳さんの指導もあり、演歌を封印してきたそうです。「喝采」の後、ちあきさんが、「船村(徹)先生の作品なら歌ってみたい」ということで発表した作品の1つが「酒場川」という曲でした。

この作品は1976年10月1日にシングルとして発売されました。作詞は石本美由起さん、作曲・編曲は船村徹さんです。石本・船村コンビでは、この前年の1975年7月25日に「さだめ川」を発売しています。後に細川たかしさんが1986年にカバーしてヒットしましたが、細川さんの「さだめ川」を聴いた後年にYouTubeで、ちあきさんが1975年の紅白歌合戦で「さだめ川」を歌うのを聴いて、同じ歌なのにこうも表現方法が全く違うのかと驚きました。

ちあきさんはこの当時から「自分が歌いたい歌を探しにいく旅に出た」のだそうです。「夜へ急ぐ人」はフォークロックへの挑戦だったでしょうし、ファドやシャンソンも歌い、「黄昏のビギン」のような往年の昭和の名曲も歌うようになりましたし、演歌を歌おうと思ったのもその1つだったのだと思います。

どこかに本職はポップスの歌手というのがあったのかもしれませんが、船村演歌として提供を受けた「さだめ川」も「酒場川」も「矢切の渡し」も「紅とんぼ」も、決して演歌歌手が歌うような演歌には敢えて仕上げなかったように感じます。ド演歌のように唸って声を張り上げるのでもなく、しゃくり上げるように悲しく歌うのでもなく、「演歌」にはとらわれず、酒場に生きる女性になりきって、歌の世界をちあきさん自身の方法で表現したように思います。

1976年の紅白歌合戦でちあきさんは「酒場川」を歌唱しましたが、わずか1分あまりの1コーラスの中で、フレーズ毎に歌い方の強弱を変幻自在のように変えて、音程も高低を巧みにフェイク気味に入れながら、決して主旋律は外さずに歌っているのは圧巻で、NHKホールの観客の人たちが1コーラスが終わろうとするところで自然と拍手がわき起きるのは、当然なのかなと思います。

この「酒場川」のB面に収録されていたのが「矢切の渡し」でした。当時も「矢切の渡し」をA面にするようコロムビアでは意見があったようですが、ちあきさんの要望もあって、「酒場川」がA面になったそうです。

矢切の渡し」をちあきさんがテレビで歌ったことはほとんどなく、後に梅沢登美男さんが自身の舞台の音楽に使ったことで脚光を浴び、埋もれていたちあきさんの「矢切の渡し」も世に出ることになりました。


酒場川 / ちあきなおみ

生きとし生ける物へ

今週は、台風21号が日本に上陸し列島を縦断し、各地に被害の爪跡を残しました。そして、今日の午前3時過ぎに発生した北海道の震度7地震。今も北海道は突然の災害による停電や断水で、ライフラインが寸断されています。

台風21号でも近畿地方中部地方で停電が発生しました。東海道新幹線は架線が切れてしまい、その日は終日運転見合わせとなりました。

ぼくの中でいま「停電」というキーワードが頭の中をぐるぐる回っています。21世紀の日本人の生活は電気に頼っていて、もし首都圏が停電となったら、その影響は計り知れないものとなるでしょう。娯楽の世界も同様で、カラオケは機器もマイクも電気を使って楽しんでいるわけで、そういうライフラインが安定しているからこそ、生活が支えられ、生活を楽しむことができているのだということをまざまざと受け止めています。

だから、大阪の地震、西日本の豪雨、台風21号、北海道の地震はどれも他人事とはとても思えません。自分の身に起きたら、どうやって生き延びていったらいいのかって、そんなことを今日はずっと考えていました。

カラオケがなかったら歌を歌えないでしょうか。そんなことはありません。伴奏がなくても、人は声を出して歌を歌うことができます。「人力」(じんりき)というキーワードも、ぼくの中で回っています。がんばってと言わなくても、当事者になってしまった人たちはそれぞれのやり方で生きていきますから。

ぼくが最近見た動画の中で、久々に歌の力を感じたのが、森山直太朗さんの「生きとし生ける物へ」という曲。直太朗さんの歌声は、とても綺麗で心に響くものが多いと思ってますが、この動画では、すごく渾身の力を込めた、魂の入った歌声で直太朗さんが歌っています。後ろにいる出演者の皆さんが、その迫力にあっけにとられているのが窺えました。こういうのが本物の人間の心の声っていうか、感情のある歌なんだなと。人は色々なパワーを秘めている、だから生きていくことができるのだと思います。


生きとし生ける物へ

オトモダチフィルム

DAM★ともでは多くのユーザーさんがいろいろな公開曲を出しています。ユーザーさんの歌声を聴きながら、ぼくも「この曲は自分に合いそうな曲かなあ」とか「自分には合わないかもしれないけど、でも歌ってみたい曲だなあ」といったことも時々考えたりしてます。新しい曲に挑戦してみると、自分に合う合わないは別にして、自分の歌の世界も広がるような気がします。そんな挑戦してみたい曲の1曲がオーイシマサヨシ大石昌良)さんの「オトモダチフィルム」という曲です。

大石さんは2001年にメジャーデビューしたバンド「Sound Schedule」のボーカルとして活躍し、2008年からは大石昌良としてソロデビューし、さらに2014年からはアニメ・ゲームコンテンツ向けの名義「オーイシマサヨシ」を立ち上げ、多才な活動をされています。

「オトモダチフィルム」は「オーイシマサヨシ」の2枚目のシングルとして2018年5月23日に発売されました。テレビアニメ「多田くんは恋をしない」のオープニングテーマにも起用されています。

MVを見てすぐに思ったのが「これって、星野源の「恋」のデフォルメ?」でした。オーイシさんと女の子が、「恋ダンス」に似て非なるような振付で踊ってるんですよね。「オトモダチダンス」っていうのか、「多田恋ダンス」っていうのか、ぼくは後者推しですけど。

オーイシさんがラジオ番組で話してましたが、「多田恋」の製作スタッフから「こんな感じの曲で」というオファーが来たそうで、その数曲のうちの1曲が星野源さんの「恋」だったそうです。オーイシさんは「だからどこか渋谷系を思わせるような、極上のJ-POPみたいな感じでした。なのでそれを受けて作らせて頂いたんです。でもクリエイター的には、今1番やってはいけない楽曲じゃないかなっていうところもあったんですよ。もちろん『恋』は素晴らしい楽曲ですけど、新しいものを作るときに、自分的にどう落としこもうかなってすごく考えたんですよ」と思いを語っていました。そして、1つだけ自分なりのアンチテーゼというか、「同じことやったろ」と思ったのが、BPM(1分間の拍数)を『恋』と同じ158にしたそうです。

もともと、星野源さんとオーイシマサヨシさんって音楽的に波長が合う関係なのかなと思うのは、星野さんがご自分の「オールナイトニッポン」で、「久々にいい曲が来た。リアルに60回は聴いた」と言って、オーイシさんが作詞・作曲・編曲した「ようこそジャパリパークへ」をいち早く流したんですね。今回の「オトモダチフィルム」は自分の曲を絶賛してくれた星野さんへのリスペクトソングやアンサーソングなのかもしれません。でも、星野さんの音楽とオーイシさんの音楽は似て非なるもので、それがアーティストの個性なんですね。


オーイシマサヨシ「オトモダチフィルム」(TVアニメ『多田くんは恋をしない』オープニングテーマ)Music Video Full ver.

愛し君へ

ぼくがDAM★ともでお気に入りのアーティストにしている森山直太朗さん。直太朗さんの作品はカラオケ大会でも歌われることが多いですが、その代表曲の1つが「愛し君へ」という曲です。

この作品は2004年5月26日に発売された直太朗さんの3枚目のアルバム「新たなる香辛料を求めて」の中の1曲として収録されました。2004年4月~6月にフジテレビで放送されたドラマ「愛し君へ」の挿入歌としても起用されたため、その後カラオケでも歌う方が増えたのだろうと思います。

ドラマ「愛し君へ」の原作はさだまさしさんの「解夏」(げげ)という短編小説で、ベーチェット病を発症した若者が次第に視力を失っていく過程の苦悩と、そこから立ち直っていくまでを描いた作品です。「愛し君へ」の歌詞もドラマに即したものというか、おそらく亡くなってしまった恋人を思う主人公の気持ちを描いています。

ぼくは直太朗さんの作品をDAM★ともで歌うときに、元々マイナーな曲を選曲する傾向があるものですから、あまりにも多くのユーザーさんが歌っている「さくら」と「愛し君へ」は選んできませんでしたし、敢えて「愛し君へ」を聴こうとは思いませんでした。

直太朗さんの魅力の1つは、ご自身の声質は勿論ですが、作曲家としてはどんなテーマでも歌にしてしまう、研ぎ澄まされた感性なのだろうと思っています。直太朗さんと作品を協働して作っている作詞家の御徒町凧さんの存在も欠かせないものがあります。ドラマ挿入歌としての依頼は、作詞や作曲にも制約があったのではないかと思いますが、そういうものを乗り越えた先に、歌の世界観の中にも1つのラブストーリーを作り上げることができたから、「愛し君へ」を聴いた人たちが感動するのだと思います。

「いっそ 抱きしめて」や「いっそ 最後まで」とAメロの冒頭の歌詞の「いっそ」については、他のレビューでも言及されている方がいらっしゃいますが、「いっそ」という言葉の裏には、それまで色々な心の葛藤があって、その中から何か踏ん切りをつけて、思い切るという前段があるんですね。だから、「いっそ」という一言には、それまでの恋人との思い出や、一緒に歩んできた道を想像させてくれる気がします。

直太朗さんご自身の「愛し君へ」は、歌詞の一言一言を語っているように、それほど声を張り上げて歌うのでもなく、かみしめて歌っているように聴くことができました。

DAM★とものユーザーさんの「愛し君へ」は、一貫して強い声で歌い上げている印象が強いんですが、直太朗さんの歌を聴いて、必ずしもそういう歌い方ではないのだなということに気づきました。「愛し君へ」はバラード曲ということもあり、カラオケ大会でも選曲されることが多いです。そして、歌った方と選曲の相関性はわかりませんが、「愛し君へ」を歌った方はカラオケ大会でも入賞している記事を多く見ています。

バラードって、自分の声を張り上げられるし、自己表現がやりやすいんだと思いますし、バラードは聴く側にとってもわかりやすいのかもしれません。でも、本当に上手いのは、小さな声で歌っても、心が伝わるような歌なんでしょうね。自分には遠い道のりです。


森山直太朗 愛し君へ(LIVE)