DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

青いダイヤモンド

DAM★ともではいろいろなオーディションを紹介していますが、「2017年 日本クラウン 演歌・歌謡曲 新人歌手オーディション」で、「2015年度準グランプリ」として紹介されていたのが、中澤卓也さんです。2017年1月18日「青いダイヤモンド」でデビュー!とあったので、どんな歌なのかyoutubeで探してみました。作詞は田久保真見さん、作曲は田尾将実さん、編曲は川口真さんです。ここで川口先生のお名前を見るとは思いませんでした。演歌というよりも青春歌謡といった感じの曲ですが、中澤さんが伸びやかな声で、無理なく歌っているのに好感をもちました。21才の若者で爽やかイケメンって感じなので、今年の新人賞レースには上がってくる方だと思いました。ぼくもDAM★ともで歌ってきましたけど、歌ってて気分がよくなる作品だと思いました。高音がうまく出せなかったけど、初めて歌ってみて得点が96点でびっくり!日頃なかなか95点の壁を超えられないものですから、この作品、ぼくに合ってるかも…と思ったところです。


中澤卓也 青いダイヤモンド FULL PV

中澤くん自身も歌手の原石みたいな存在だと思いますが、彼はプロ歌手のデビューを目指して、田尾先生の下で歌のレッスンをしてきたほか、いろいろと活動されていたようです。その1コマかもしれませんが、中澤さんが自分で作ったという「トモダチノウタ」という曲を歌っています。5分ぐらいの曲なんですが、聴いていて飽きがきませんでした。聴いている人を飽きさせないって、すごいことだと思うんですよね。ぼくはこちらの歌の方が彼の本来の歌の志向なのかな…と思いました。


中澤卓也 egg!Live 2ndステージ vol.9

人形の家

1969年(昭和44年)の紅白歌合戦は、昭和の歌謡史を語る上でも貴重な番組の一つとなっています。弘田三枝子さんはこの年、「人形の家」(作詞はなかにし礼さん、作曲は川口真さんです。)が大ヒットして、日本レコード大賞の歌唱賞を受賞しました。ぼくが生まれる前から活躍されていた方なのでにわか勉強しましたが、当時は進駐軍のキャンプでジャズやポピュラーを歌っていた少女たちがいまして、弘田三枝子さんをはじめ、伊東ゆかりさん、ちあきなおみさんもそういう経歴を持っています。弘田さんはデビュー当時は洋楽のカバーを歌う元気な女の子というイメージで、強烈でパワフルなボイスというのが何といっても彼女の特徴だと思います。「人形の家」はそんな彼女のイメージチェンジというか、大人の女性になって歌ってみた、歌謡曲の路線なんですが、昔を知らないぼくにとっては、彼女の代表曲という風に受け取っています。今は多くのアーティストがこの作品をカバーしていますが、本家の歌を聴くと説得力が違います。


弘田三枝子さん 人形の家1969

1969年の紅白歌合戦でのハーフタイムショーの映像がyoutubeにありました。弘田三枝子さん、ザ・ピーナッツ伊東ゆかりさんの歌唱に合わせて、金井克子さんが躍動的なダンスを、ワールドダンサーズと共に披露しています。今から48年前になりますが、当時は今より音響技術がなかったにしても、歌やダンスのエンターテイメントや躍動感は今よりも数段優れていたのではないかと感じました。


弘田三枝子さん ポップスメドレー1969

almost in love


CHEMISTRY - almost in love (Live)

ぼくがDAM★ともでお気に入りにしているアーティストのCHEMISTRYさん。今月末に活動を再開されるということで楽しみにしています。CHEMISTRYの冬の作品で思いついて、ぼくも歌うことが多いのが「almost in love」です。この作品は2005年11月2日にシングルで発売され、この年の紅白歌合戦でも歌唱されました。作詞がH.U.B.さん、作曲が大智さんと小田原友洋さんです。3人とも幅広いジャンルで多くのアーティストに作品を提供されていて、カラオケで歌っていてもお名前を時折見る印象があります。

H.U.B.さんのインタビュー記事を読んだことがありますが、「自分が歌うわけではないので、ニュートラルな気持ちでリクエストに応えていっている」、「自分が作った作品はどれも大事です」、「お世話になっている方とのご縁で多くの仕事ができている」という趣旨をコメントされていました。人とのつながりって大事ですね。また「自分が知らない世界を知るために、ドキュメンタリーを見るようにしている」というコメントもありました。ぼくは、あまりアニメや漫画をみないので、たまには見たらいいのかなと思いました。

歌詞は、恋が始まり、愛に変わっていく姿を描いています。「ときめきは君のとなりで 繰り返し溢れていく 愛の予感に包まれて ありがちな一言さえも 火を灯すよ maybe in love with you」という一節が、ぼくは気にいってます。

楽曲は、CHEMISTRYらしいバラードです。徐々にじわじわ変わっていく姿を、バラードでじっくりと歌いあげるのっていいと思います。2人で歌い分けているからいいと思いますけど、これを1人で歌うと、結構最後はへたばってきますので、そうならないように、どこで力を入れて、ここは力を抜いてみたいなコントロールが必要なんだと思いました。

Viva La Vida (美しき生命)


Coldplay - Viva La Vida

ぼくは洋楽はあまり聴かないんですが、Coldplayの「Viva La Vida」をFMで初めて聴いたときから、「この曲、何か気になるなあ」と思って、何回も聴くようになりました。Coldplayがイギリスの超人気ロックバンドということも知らず、2008年6月に発売されたアルバム「Viva La Vida」が世界中で1,100万枚も売れたことも知らず、ぼくはこの曲が、ロックにしてはやや低周波で、少しクラシックっぽくもあり、安定感のあるサウンドの不思議な調和みたいなものを感じました。

「Viva La Vida」はスペイン語で「人生万歳」という意味ですが、アルバムの原題は「Viva La Vida or Death and All His Friends」となっていて、「人生万歳もしくは死と全ての彼の友達」と直訳しますが、このアルバムのテーマは「生と死」だったそうです。

この作品を日本語に翻訳してみた方がいらっしゃって、かつて世界を支配していた自分を振り返っている話なんですが、「エルサレムの鐘が鳴るのが聞こえる ローマの聖歌隊が歌い 僕の矛と盾を鏡で確認し 布教者は異国の地へ」「説明できない理由があって 聖ペトロは僕の名前は読んでくれないことぐらいわかっている 二度と元には戻れないから でもこれは僕が王だった時の話」みたいな内容って、日本人のぼくには今一つピンとこないというか…。イギリスの人には、こういう歌詞に共感するものってあるんでしょうが、難しい内容です。ぼくはクリス・マーティンのボーカルとColdplayのサウンドに魅かれただけなんですが、DAM★ともでもこの作品が歌えますので、久しぶりに歌ってきましたが、英語は練習が肝心で、何度も歌わないと、発音をスムーズに言うことができないです。

根の歌

「根の歌」は、ジェイティ飲料が販売している缶コーヒー「ルーツ」が2010年に発売10周年を迎えたということで、そのCMソングとして作られた歌です。この歌のために結成されたのが、布施明さん、石川さゆりさん、鈴木雅之さん、杏里さん、CHEMISTRY堂珍嘉邦さん、松浦亜弥さんの6人による「コーラスジャパン」というグループでした。

 冬のない 春はない 冬のない 花はない
 いつか咲く 花を思い 今はただ 根を伸ばせ

今夜は東京もみぞれ混じりとなりましたが、今がいちばん寒い時、もうすぐ春はやってくるかなということで、今のシーズンに合っているかなと思いました。

「根の歌」は2010年10月13日にシングルとして発売されました。

「コーラスジャパン」の6人の人選は、堂珍さんと松浦さんはデビュー10周年ということで選ばれたそうですが、幅広い世代から、それぞれ個性的なみなさんを選んだと思いました。


根の歌 - コーラス・ジャパン


根の歌 (布施明ほか)

雨ニモマケズ

今から2、3年前、ある企業のCMのBGMでかかっていた曲が耳に止まり、調べてみたら、宇佐元恭一さんというシンガーソングライターの方が歌われている、「雨ニモマケズ」という作品でした。この作品は題名のとおり、宮沢賢治さんが書いた「雨ニモマケズ」に、宇佐元さんが曲をつけたものです。この作品が完成したのは2002年頃のことで、宇佐元さんは当時ライブで歌ったところ絶賛されたそうで、2005年にまず自費発売をして、2006年9月に日本クラウンがメジャーシングルとして発売するに至ったそうです。宮沢賢治岩手県の出身であることから、宇佐元さんも岩手県内でのライブ活動が増えて、「希望郷いわて文化大使」、「花巻イーハトーブ大使」、「普代村観光大使」を委嘱されたそうです。

ぼくもこの作品を初めて聴いたとき、歌詞は「雨ニモマケズ」の素読(そどく)のままで、宮沢賢治が書いた言葉を、宇佐元さんが伸びやかなメロディーに、自然な感じで、一字一句を丁寧に合わせたなあと感じました。ぼくは宮沢賢治さんに興味はもともとなかったし、写真で見る宮沢さんが何となくとっつきにくく感じていたんですが、宇佐元さんの歌で「雨ニモマケズ」も覚えることができました。まさに宮沢賢治の伝道師のようなこの作品を聴いた方々が絶賛したのもわかりました。DAM★ともでも公開していたユーザーは1人だけだったので、ぼくもそのユーザーさんの歌を参考に、勿論宇佐元さんの歌を参考にして、公開しました。もっと多くの皆さんに聴いていただきたい作品です。


雨ニモマケズ・宇佐元恭一 New PV

マイペース

一つ!数えて進めばいい、二つ!数えて休めばいい、
三つ!数えて考えりゃいい マイペースで進めればいい

2006年3月1日にSunSet Swishが3枚目のシングルとして発売した「マイペース」の出だしのところです。ぼくもこの歌は当時結構歌いまして、DAM★ともにも公開しました。「マイペース」のMVに要潤さんが出演されていて、そのMVのストーリーもなかなかよくて、実家のクリーニングの手伝いをしながら、俳優を夢見てオーディションに応募するが、来るのは落選の通知ばかり。やけをおこしそうになったときに、SunSet Swishの「マイペース」の歌を聴いて、夢に向かって進もうと駅に来たところでMVは終わります。

この作品はリズム感がとてもよくて、歌詞も面白く韻を踏みつつ、歌詞に曲がうまく乗っかっているんです。作詞・作曲はSunSet Swishの石田順三さんが作られました。ぼくはサビの部分の歌詞のところが好きで、「そびえ立った大きな壁に 恐れることはない 叶わないと逃げていても 代わりはいない」「答えのないこの人生を 迷う事無く Keep My Pace」って、歌っていても気持ちいいです。

youtube要潤さん出演のMVがありました。ちょっと懐かしくなりました。


SunSet Swish - My Pace (マイペース) M/V