DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

DAM★ともでは月曜日から金曜日までの毎日、ユーザーさんが歌った非常に多くの曲が公開されています。録音:動画=13:2ぐらいかなと思います。その中から聴きたいと思った曲を聴いていますが、最近ぼくが聴くことが多かったのがスピッツの「楓」という作品です。

この作品はスピッツの19枚目のシングルとして、1998年7月7日に発売されました。作詞・作曲はボーカルの草野正宗さんがされています。スピッツの作品は好きですけど、ぼくがDAM★ともではあまり歌わないアーティストです。草野さんの高音についていけないというのもありますけど、草野さんの透明感があるけど、どこか乾いていて、少しせつない感じの歌声を聴いていた方が心地よいです。

ぼくのスピッツの音楽のイメージの1つは、ちょうど今の時期、初夏から夏場にかけて、キラキラ光る海の見える道路をドライブしているイメージがあります。「青い車」のイメージですけど、スピッツの描く夏は、サザンオールスターズやTUBEが描くギラギラ感とは違います。松任谷由実さんが自分の描く夏を「リゾート地の夏。決して日焼けはしない」というニュアンスで言われていましたが、ギラギラとリゾートの中間ぐらいがぼくのスピッツのイメージです。そして、もう1つのスピッツの音楽のイメージは、やさしくて、でも切なくて、そして寂しくなって、泣いてしまうというものです。スピッツの歌を聴いていて、聴いた後泣いてしまったというコメントをネットで見たりしますが、草野さんのボーカルが歌詞の主人公の世界を如実に表現されているからなんだろうと思います。歌い方はしつこくはなくて淡々と、でも声の奥に芯の強いところが感じられて、また透明感のある声にやさしさが感じられる、意外に色々な特徴が出ているんだなあと思います。

「楓」の歌詞も実に切ないです。歌詞の解釈は色々あるらしいんですが、付き合っていた女性との思い出、そして別れ、それぞれの道へ歩いていく2人、という感じです。「さよなら 君の声を 抱いて歩いていく ああ 僕のままで どこまで届くだろう」という一節は深く感じられます。色々な人と出会って、色々なことを話して、笑って、泣いて、そのときの言葉を今のぼくはどれだけ思い出せるのかなと思いました。なんか哲学的です。ところで、「楓」の歌詞には、「楓」という言葉が出てきません。「楓」の花言葉を調べてみたら、「大切な思い出」でした。

この作品はセールス的には最高10位と、他の作品に比べてあまり売れなかったんですが、「楓」をカバーするアーティストは非常に多くて、辛島美登里さん、松任谷由実さん、クリス・ハートさんもカバーされています。


スピッツ / 楓

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