5月24日にIwoo(アイウー)野方さんのライブに出演することが決まって、当日に歌う曲を何にしようかなって考えていた時、Iwoo野方さんが6月1日に雨ソングの企画をやるというのを見て、「そうだ!1曲は雨ソングを入れよう!」と決めて、それならこの曲を!と思い出したのが、レディオサイエンスの「雨音はショパンの調べ」という曲でした。
「雨音はショパンの調べ」といえば小林麻美さんの大ヒット曲ですが、ぼくはあまり関心がありませんでした。でも、宮田涼一さんが歌ったこの曲を聴いて、祝迫健太郎さんのピアノもなんですけど、攻めた切り口が新鮮だなと思い、当時DAM★ともでもよく歌いました。カラオケで選曲しているのはぼくくらいでしたが。あの2008年から16年経ったいま、彼らがメジャーデビュー曲として歌った「雨音はショパンの調べ」は24万回の再生数に達していました。
そして、レディオサイエンスは今も活動中で、今月始めには新しいアルバムをリリースしました。たぶん、13年ぶりに、ライブで選曲したことがきっかけで、またレディオサイエンスの曲をたどっていきました。その中でいい曲だなと思ったのが「くちびる星夜」という曲でした。
イントロ明けのサビ「抱きしめても 抱きしめても 傷がつくのなら」という歌声からインパクトが強くて、歌が描いた世界に入り込めていけました。彼らは日頃は自分たちで作詞作曲をしますが、この作品は2015年に発売されたアルバム「HORA」に収録する1曲として、松井五郎さんが作詞を、亀井登志夫さんが作曲を提供されました。この曲が生まれた経緯を書いたライナーノートを見つけました。

シンガーソングライターの方が、職業作家の方に作品を提供してもらって、「これで初めて歌手になれたと思った」みたいな話は聞いたことがありますけど、自分たち以外の第三者に自分たちの表現を見てもらって、そして楽曲を作っていくプロセスは、たまらない喜びの瞬間なんだろうなと想像してみました。
ぼくも最近、お見知り頂いているアーティストさんたちに、楽曲を作ってもらえますかみたいな話をさせてもらいました。忙しいから断られるのかなと思っていたら、意外にも好感触なお言葉を頂きました。せっかくだから、頂けたのなら、ずっと歌っていけるような楽曲を作っていきたい。そのためには、ぼく自身がまず、ご依頼するアーティストさんの音楽を知っていかないといけないし、ぼく自身もその方々に、こういう歌を歌う歌い手なんですと言えるようになって、高めていきたいなと考えている今日この頃です。