DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

演歌みち

2月4日の立春を過ぎると、少しづつ日も長くなってきますけど、まだまだ寒い日が続きます。今年は周辺でもインフルエンザとか、インフルではないけど風邪が長引いてる人も結構多いです。ぼくもその1人で、カラオケに行くにはちょっとビタミンが足りないかな…という感じです。今はDAM★とものユーザーさんの歌を聴いて元気をもらってますが、自分が頑張る気持ちになる歌ということで、Youtubeで久々に見たのが「演歌みち」という曲です。

この作品は1985年6月1日に松原さんの12枚目のシングルとして発売されました。作詞は吉岡治さん、作曲は岡千秋さん、編曲は佐伯亮さんです。吉岡さんは都はるみさんの「大阪しぐれ」、石川さゆりさんの「天城越え」、岡さんは都はるみさんの「浪花恋しぐれ」、中村美律子さんの「河内おとこ節」、佐伯さんは美空ひばりさんの「柔」や「悲しい酒」、氷川きよしさんの「一剣」と、どの方も多くのヒット曲を提供されています。松原さんはデビュー曲の「おんなの出船」のイメージがあり、まっすぐ通る声を伸ばしてゆく、正統派な歌唱法で演歌を歌う方というイメージです。演歌の中でも「ど演歌」とか「男歌」に入るかなと思います。1984年12月31日に都はるみさんが紅白歌合戦で華々しく引退した後、松原さんのようなタイプは、都さんの後継者の1人であったと思います。「演歌みち」には都はるみさんの作品の雰囲気もどこか感じられます。ただ、「爪先あがりの この坂を」で始まる松原さんの歌唱は強くて若々しく、当時の森昌子さんの歌い方に似ているようにも思えます。「しんどいネ そりゃましんどいけれど エンヤコラ このみち 演歌みち」という歌詞は、辛いことや苦しいことも乗り越えて生きていこうという、いかにも演歌らしい感じがします。最近の松原さんの歌声も見ましたが、大きなご病気もされたとは思えないほど、昔と同じ声を保たれているのは、聴く側としても嬉しいところです。

歌手は声が命だと思いますが、長年歌っている中で、歌手の多くが往年の歌唱力が衰えてくるわけですが、そういう年齢になっても、いかに歌唱力を維持できるかっていうのが、大きな分かれ目だなと思います。若い頃パワフルな歌唱力で歌っていた歌手は、50代ぐらいになると長年の疲労で声に衰えが目立ってきますが、正しい発声で歌ってきた歌手はそんなに声が荒れてないと思います。松原さんもその1人だと思います。ぼくはパワーで歌うタイプではないんですけど、歌う曲によって喉声で歌ってしまったりするんで、いくつになっても自分が楽しめる歌を歌えるような発声でいけたらいいなと思ってます。


松原のぶえ 演歌みち 演歌百撰