DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

都会の天使たち

DAM★ともではユーザーさんが公開した歌に、他のユーザーさんが歌をコラボしたものを公開するコラボ録音やコラボ動画も多く公開されています。デュエット曲で、常に公開されている曲の1つが、堀内孝雄さん・桂銀淑さんによる「都会の天使たち」です。

堀内さんは、ドラマ「はぐれ刑事純情派」のエンディングソングを、このドラマが始まった1988年に発売された「ガキの頃のように」から、2005年に発売された「ふたりで竜馬をやろうじゃないか」まで、18年連続で任されてきました。「都会の天使たち」はドラマ5年目の1992年3月11日に発売されました。作詞は荒木とよひささん、作曲は堀内さん、編曲は川村栄二さんです。荒木さんも川村さんも共通して、堀内さんや桂さんの作品を多く提供していましたので、堀内さんと桂さんのデュエットは自然な形で決まったのではないかと思います。

1981年にアリスが活動停止してからの堀内さんを「演歌歌手に転向した」という説明がありますが、堀内さんの一連の作品を聴いても、ぼくはあまり演歌とは感じなくて、やはりフォーク・ニューミュージックの範疇かなと思います。だから、「都会の天使たち」においては、いわゆる純粋の演歌歌手である桂銀淑さんの個性的な歌声は活かしつつも、演歌臭さを抜き取ったと思います。これが結果的には幅広い世代に受け入れられ、オリコンでも100位以内に44週ランクインするロングラン・ヒットにつながったのだと思います。日頃ポップスの曲を公開しているユーザーさんたちも、この作品を歌って公開しているものは今までも割とあったように思います。

「愛が生まれた日」と同様、「都会の天使たち」も、男女のデュエットがやりやすく、ハモリもやりやすいというのが、今でも歌われている理由の1つではないかと思います。

堀内さんと桂さんは1992年の紅白歌合戦でこの作品を歌唱しました。紅白の歴史では初めて、紅組の歌手と白組の歌手がそれぞれ歌うのではなく、一緒に紅組の歌手と白組の歌手が歌うことになりました。


계은숙 ケイ・ウンスク 桂銀淑 堀内孝雄 - 都会の天使たち