DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

アウフヘーベンとしての僕

ぼくの「アウフヘーベン」というハンドルネームは、ドイツの哲学者のヘーゲルが提唱した概念で、「対立する二つのものを、より高い次元で統一し、両方の要素を保存しつつ乗り越えること」を意味します。自分の歌声と、自分が歌いたいと思う楽曲が、自分の良さも、楽曲の良さも、両方引き出してくれたらいいなと思って、DAM★ともでハンドルネームを決める時につけた名前です。

一人カラオケの時に使っていた名前を、その後カラオケ大会やライブでも使うことになるとは全く想像していませんでした。たまに聞かれます、どうしてアウフヘーベンさんなんですかって。ステージのMCでも聞かれたことがありました。哲学の話をする時間はないので、「ドイツ語辞典見ていて、ベートーベンみたいな名前の感じがしたので、選びました」と短く答えて済ませることが多いです。

そんなぼくも高みを目指して、自分で考えてみたことをいろいろ試していくなかで、カラオケ大会に出たのがきっかけで、人前で歌うようになってから7年が経ちました。

ぼくの願いは、90才になっても、しっかりと立って歌えることです。大きな声を出して歌うことは健康にもいいと聞いてから、ますますそう思うようになりました。

だから、この先ももっと自分の歌声を高めていきたいと思って、独学だけではなく、ボイストレーニングにも通うようになりました。自分の歌い方とか発声を、他人の目で見てもらって指摘してもらうことに、意味がありました。歌は口だけで歌うものではなくて、体全体が密接に関係していることを認識できるようになりました。

独学だと、自分が考えた一つの答えに辿り着きますけど、他人の意見を聞いて、答えは一つではなくて、いくつもあることを知ると、自分が導けるバリエーションもまた増えていくから、学べることは多いです。

頭で認識したことを、体で表現できるようになるには、目の前にハードルがあるわけで、自分の良さが引き出せるところを、自分で見つけて行かなければならないです。自分が試行錯誤して取り組んでいるようでも、それが少しでも深い所に突っ込んでいかないと、その楽曲を掘り下げなれないし、楽曲の真意に近づけないと感じることがあります。

カラオケでいろいろな曲を歌っていて、一歩上に進めた曲と、ハードルを乗り越えていない曲の差って、何となく直感で思っているのがまあまあ当たっていて、機械も正直に判定してくれています。一歩上に進めた曲は、カラオケ大会でも賞を頂けています。

今、いろいろな方と歌を通じて交流ができたことは、ぼくの人生にとって大きな価値となりました。ただ、良くも悪くも、ずっと今のままでいられることはできません。物事には必ず終わりがあるから。その終わりを目指して高みを目指して行って、ぼくなりの至芸ができたら嬉しいです。