カラオケの曲を覚えるとき、最近はYouTubeの動画を見て、繰り返し聴いていくことが多いです。それで、1人のアーティストのある1曲を覚えようとしているときに、そのアーティストさんの違う曲も次々と再生されるので、その中で「この曲いい曲だな」と思う曲に出会うこともあります。最近は、オンラインカラオケ大会がきっかけで、ハイ・ファイ・セットの曲を覚えてましたが、「この曲いい曲だな」と思ったのが「朝陽の中で微笑んで」という曲でした。
この作品は1976年6月5日に発売された2枚目のオリジナル・アルバム「Fashionable Lovers」の1曲として収録されました。作詞・作曲の荒井由実(現在の松任谷由実)さんが彼らのために提供しました。編曲は松任谷正隆さんです。その後、ユーミンも、1976年11月20日に発売された4枚目のアルバム「14番目の月」の1曲としてセルフカバーをしています。
ぼくは随分前にこの曲を聴いていた記憶があって、たぶんハイ・ファイ・セットのベストアルバムのCDを聴いていたときだと思います。「朝陽の中で微笑んで」という冒頭の一節は覚えてましたけど、何となくどの曲も聴いていて心地いいな、大人っぽくてカッコいいなという印象だったんですよね。
ユーミンがこの作品について「私の作品の中でも歌唱するのが最も困難な曲」と評して、「この曲を歌えるのはスーパー歌唱力の人」と、ハイ・ファイ・セットのリードボーカルの山本潤子さんを讃えていました。
今回聴いた「朝陽の中で微笑んで」は今までの記憶と全く違っていて、冒頭から作品のドラマチックな面を感じましたし、サビの山本さんの高音!すごく高い音域を出されているのがわかりましたし、歌の世界が壮大な感じさえしました。
一方、ユーミンはこの作品をどんなふうにセルフカバーしたのか、気になりました。
ユーミンには作家としての個性というか、独自の世界があると思います。荒井由実時代の作品って、松任谷由実時代の作品とはどこか違うと感じていて、自分を見つめている情景が多くて、どこか儚さがあって、どこか張り詰めた心情も重なる作品が多くて、結構好きな曲も多いです。
DAM★ともで歌えるかなと検索してみたら、ハイ・ファイ・セットの曲で歌うことができました。女性ボーカルの曲だと原曲キープラス♯4ぐらいで歌うことが多いんですけど、この曲は原曲キープラス♯1で歌ってみました。
DAM★ともで検索したときに、同じ曲名で久保田利伸さんの名前が出て、同名の違う曲かなと思い込んでましたが、2010年10月24日に発売されたベスト・アルバム「Love &Rain〜Love Songs〜」の中で、この作品をカバーされています。
同じ曲も歌手が変われば、歌の味も変わるんだなあって改めて感じました。どの歌もぼくはかっこよくていい歌だと思います。
最後に、素人のぼくの歌を載せておきます。採点95点くらいの歌です。