DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

Maria

カラオケで歌う曲の選曲って、その人の個性や考えが出ていると思います。例えば、ぼくの場合、いま多くの人が歌っている曲はあまり選ばないです。DAM★ともでも、多くの人が同じ曲を投稿している中で、ぼくの投稿を聴いてもらえる気がしないこともあります。

どちらかというと、あまり知られてなさそうな曲とか、今は歌っている人が少なそうな曲で、いい曲だなとか、歌ってみようかなとか思ったら、歌い始める感じです。そういう曲の1曲が青柳翔さんの「Maria」という曲です。

青柳さんは劇団EXILEに所属する俳優の方で、2006年の「EXILE VOCAL BATTLE AUDITION」のオーディションに参加したのが芸能界に入るきっかけでした。オーディションは途中で落選したものの、俳優としての素質を見いだされ、2009年に舞台「あたっくNo.1」で俳優デビューしました。

2015年に放送されたドラマ「HIGH&LOW」はEXILEのHIROさんがLDH所属の多くのタレントに対して、俳優としても歌手としても頑張る彼らに光を当てたい思いで始めたプロジェクトで、2016年6月15日に「HIGH&LOW ORIGINAL BEST ALBUM」を発売しました。この時、HIROさんが青柳さんに「歌ってみないか」と声をかけ、このアルバムに収録された1曲が「Maria」で、青柳さんの歌手デビュー曲となりました。

この作品の作詞・作曲を手掛けたEXILEのATSUSHIさんは、青柳さんが演じた九十九という両親のいない孤独な男のテーマ曲ということで、「人間の母性の拠り所として「Maria」という言葉を使い、やり場のない気持ちや、悲しみ、刹那を「Maria」への叫びとして制作してみました。彼の役どころである刹那を秘めた男の悲しみと、青柳自身の持っている人間性や素晴らしさが、うまく混ざり合って、みなさんに伝われば良いなと思っています」とコメントされていました。

そして、ATSUSHIさんは、青柳さんが歌が上手なことは2006年のオーディションから知っていたし、カラオケを歌ってくれたりして、素敵な声を持っているなと感じていたので、まだ歌手になる夢を持っているのなら、いつかどこかで協力したいなと思っていて、自分の作った曲を青柳さんに歌ってもらったこともあったそうです。

「Maria」は6分近いバラードの曲で、同じようなメロディーが何度も繰り返されるので、ぼくのイメージとしては、気持ちの揺れ動きとか葛藤さを、都会の夜の街を歩きながら、夜空を見上げて、何かを願うような主人公の気持ちが出せたらいいなと思いながら、練習しています。

青柳さんのプロフィールを書いていて、ぼくも思ったのは、どこにチャンスがあって道が開けるのかわからないんだなってことです。ぼくも今までどちらかというと敬遠していたカラオケ大会にいくつか出てみたら、予想以上に高い評価を頂いて、入賞を頂きました。いろいろな方に聴いてもらうことはチャンスを生むことを実感したと同時に、今まで自分に歯止めをかけていた気持ちも悪かったとか否定はできないです。それと、ATSUSHIさんが言われている、演じていることと本人の人間性がうまく混ざりあうことって、何で自分は多くの中からこの曲を選んで歌いたいのかなってことと繋がっていると思いました。自分が共感した気持ちがあって、それを外に吐き出したい気持ちがあるわけで、そういう心情を恥ずかしがらずに勇気を出して、人前で歌えたらいいなと思います。


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