DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

木蘭の涙

林部智史さんのコンサートに行って、林部さんが歌った曲の1曲が「木蘭の涙」という曲でした。

この作品のオリジナルは、スターダスト☆レビューが1993年3月10日に発売したアルバム「SOLA」(ソラ)の1曲目として収録されました。作詞は山田ひろしさん、作曲は柿沼清史さん、編曲は三谷泰弘さんです。その後シングルとしても1993年7月25日に発売されました。スタ☆レビの代表曲の1つにもなっています。作詞の山田さんは林部さんに「迷子のお知らせ」を提供しています。柿沼さんはスタ☆レビのベースの方です。三谷さんは1994年までスタ☆レビに在籍し、キーボード兼ボーカル、作曲、編曲を担当していた方です。

多くのアーティストにカバーされる曲であり、ぼくが聴いたのは2016年5月11日に自身のシングルとして発売した松原健之さんのカバーでした。林部さんも、2016年10月12日発売のデビューシングル「あいたい」(スペシャル盤)と、2018年10月3日発売の「カタリベ1」で、「木蘭の涙」を収録しています。

スタ☆レビの根本要さんの歌をはじめ、DAM★とものユーザーさんの歌とか、カラオケ大会に出られた方の歌とか、「木蘭の涙」を聴く機会は数多くありましたけど、ぼくはこの曲は今まで歌ったことがありませんでした。林部さんのコンサートが終わった後、カラオケに行って、この曲を初めて歌いましたけど、死んでしまった相手を思う主人公の歌なんだとわかりました。2番の冒頭の歌詞にある「木蘭のつぼみが 開くのを見るたびに あふれ出す涙は 夢のあとさきに」というのが、たぶんこの作品の原点なんだと思いました。林部さんが「これから歌う曲は、人生をテーマにした曲を歌います」と話して歌った1曲だったんですが、人生をテーマにした曲を歌うというのは、ぼくにはちょっと重すぎる気がしました。それに「木蘭の涙」はやはり根本さんのイメージが強すぎて、プロの方がカバーしても根本さんには及ばないと感じるのに、素人が歌っても難しいなと思いました。DAM★ともヒトカラで歌っているだけなら何を歌っても気になりませんけど、人前で歌うとき、ものすごく覚悟がいるような気がしました。

YouTubeで根本さんの動画をいくつか見てたんですけど、イントロから2つめのフレーズの「いつまでも いつまでも 側にいると 言ってた あなたは嘘つきだね わたしを 置き去りに」のところをなぜか省略して、Aメロに移ってしまっていて、ここがいいのに何でかなと思いました。


STARDUST REVUE スターダストレビュー 「木蘭の涙」

こちらはプロになる前の林部さんが歌った「木蘭の涙」。MCで「歌は点数ではないし、競うものではないと思う。でも、プロになるために、点数を取りに行きました」と当時の思いを話してくれました。そして、4日前に聴いた林部さんの「木蘭の涙」は、この時よりも遥かに、もっと深くて真摯ないい歌でした。


しべさん・木蘭