DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

カーテンコール

4月1日に次の元号である「令和」が発表されました。「平成最後の月」となる今月ですが、そういう時代の変わり目を感じているいま、シンクロする曲に出会いました。浜端ヨウヘイさんの「カーテンコール」という曲です。

浜端ヨウヘイさんは、2007年に「ヨウヘイ」としてインディーズデビューをしてから、仕事をしながらの音楽活動を続けていましたが、2013年からは音楽活動に専念し、山崎まさよしさんのオープニングアクトに出演し注目を集め、2014年に現在の「浜端ヨウヘイ」に改め、1stシングル「結-yui-」でメジャーデビューしました。

「カーテンコール」は2019年1月23日に、おそらく2度目のメジャーデビューということだと思いますが、その1stシングルとして発売されました。作詞がプロデュースを行った寺岡呼人さん、作曲が浜端さん、編曲も寺岡さんが行いました。

カーテンコールとは、演劇・音楽会などの幕切れに喝采して、出演者を再び舞台上に呼び出すことをいいますが、歌詞も、今の時代の変わり目を描いているように感じました。「この時代を彩った人 天国にいった人 この時代にたおれた人も 一同に並んでいる」というのは、いつの時代も歴史は偉人や有名人だけで作られたのではなく、その時代に生きた多くの無名な人たちによって動かされ作られてきたのだということを強く感じます。「多くの過ちも残して バトンを渡すけれど 抱えきれないほどの愛も 手渡せたはずだから」という歌詞も、深い意味を感じて、世の中の課題は常にあるけれども、その中で生き抜いていく遺伝子とか底流にある民族のDNAというのは、古代から綿々と次の世代へと受け継がれていて、いつの時代も変わらないものが我々のどこかにあるんだなというのを感じます。

すごくスケールの大きな歌だなあと思いましたが、歌う浜端さん自身も長身のがっしりとした体格の方で、ある意味今風ではない無骨さを感じる方で、それがボーカリストとして据わっているなあと感じました。大物って感じですね。2019年を象徴するような作品だとぼくは思いました。

カラオケ大会でこの作品を歌われた方がいて、それがきっかけでまたいい曲に出会えたことに感謝したいと思います。

「この”始まりの歌”は、あなたの人生をスポットライトで照らしてくれる。」というのが、「カーテンコール」のキャッチコピーなんですが、1人1人が4月から始まった新しい年度をデザインしていき、新しい時代を作っていくんだと思います。ぼくもそういう1人として、自分の歌の方向を作っていけたらいいなと思っています。


浜端ヨウヘイ「カーテンコール」Music Video Full ver.