DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

ORPHEUSカラオケコンテスト

ぼくも2008年12月にDAM★ともを始めてから10年が経ちました。一人カラオケで、カラオケの部屋の中でだけずっと歌ってきたぼくにとって、今年は初めてカラオケ大会に出て人前で歌うようになった、大きな変化の1年になりました。

DAM★ともの録音でエントリーができるので試しに応募してみたら、音源審査を通過してしまい、初めてカラオケ大会で歌うことになったのは、6月の「東京カラオケまつり新宿大会」でした。出場者の皆さんが歌が上手い人ばかりだったので、急に緊張してしまったことを今でも思い出します。でも自分の番になって、角筈区民ホールのステージで歌ってみたら、マイクの性能がいいのかいつもよりなぜか声も出てるし、スポットライトも浴びながら、緊張はしましたけどすごく気持ち良かったです。

それで、他のカラオケ大会も出てみようとインターネットで探していたら、「日本カラオケボックス大賞東京地区代表選考会」というカラオケ大会を見つけました。東京地区代表選考会に出場できるのは10名ということだったので、選ばれるつもりは全くなくて、自分の歌を聴いてもらいたいという気持ちだけで、DAM★ともで録音した曲をCDにプレスして応募しました。9月初めに突然「音源審査通過のお知らせ」が届いた時は驚きました。9月下旬、選考会当日の会場に行ってみたら、他の出場者はカラオケ大会の常連さんばかりでした。どうしてぼくを10名の中に選んでくれたのかなという疑問を持ちながら、カラオケ屋さんのパーティールームで、6月の時よりは緊張せずに歌えました。

その後、年内に歌えるカラオケ大会はないかなとインターネットで見つけたのが、「第1回ORPHEUSカラオケコンテスト」でした。12月26日の夕方~夜の開催なら、仕事が終わった後に行くことができる!音源審査もないので、エントリーすれば歌える!会場は小岩のライブシアターオルフェウス。ライブハウスで歌ったことなど全くないので、わくわくした気持ちでエントリーしました。選曲は、6月と9月はいずれも松原健之さんの曲を歌いましたが、今回は演歌以外の曲にしようと思い、このカラオケ大会も第1回みたいだし、記念日みたいだなと考え、KinKi Kidsの「Anniversary」に決めました。

そして12月26日。「第1回ORPHEUSカラオケコンテスト」は16時開始でしたが、ぼくは仕事が終わって会場に直行し、18時頃に入りました。バースペースのモニターで歌っている出場者のステージを見ていたら、どの方も歌は上手いし、ステージングは慣れた感じで決まっているし、「また場違いな所に来てしまったか」と思いました。ライブハウスの会場に入ると、家族連れのお客さんも多くて、雰囲気はアットホームで暖かい感じでした。観客の中にはTwitterでよく見るカラオケ大会の常連の皆さんがあちこちにいらっしゃいました。すぐに自分の出番が近づいたので、バックステージに入りました。周りは若い女性や小学生の子で、ぼくみたいなおっさんが何でここにいるんだろうなと思いながら、アーティストが壁に書いた多くのサインを見ながら軽く発声練習とかしてました。自分の番になってステージに出て、司会のうみんちさんから、ぼくがお願いした自己紹介文を読んでいただいた後、KinKi Kidsさんの「Anniversary」を歌いました。人前で歌うのが3回目ということもあり、今回は緊張はしませんでした。ぼくの歌声ってお客さんはどういう風に聴こえているのかなとか考えてました。ステージングなんて何もわからないので、剛さんや光一さんの気持ちになってみて歌ってました。

今回の審査員はカラオケ大会でも優勝や入賞の実績をお持ちの平野光市郎さんでした。平野先生が重視したのは「リズムとステージング」との講評でした。「ライブハウスで棒立ちというのはありませんね」と話され、「ぼくのことだな」と思いました。優勝したのはぼくの2つ前に歌われた女性で、バックステージで聞いていても「この人歌上手いな」と思って聴いてました。

帰りに審査表を平野先生から直接受け取って、お話をすることができました。ぼくのステージネームを告げると、「素敵な歌唱でしたね。何かやられてたんですか?」と聞かれたので、「いや、あの、素人です」と答えると、「本当ですか?ライブハウス初めてって話でしたけど、初めてとは思えませんでしたよ」と言われたので、「ステージは気持ちよかったです。いつもはDAM★ともでこの名前で歌ってます」と答えると、「マイクの使い方は一番上手かったですよ」と最後に意外な一言を言われました。

審査表のコメントは「はじめてとは思えないライブハウスのステージでした。あとはステージいしょうを合わせたらとてもGoodでしたね」でした。仕事から直行なので、スーツ姿のままで歌いましたから、ライブハウスには雰囲気合わなかったですよね…。

こうして「第1回ORPHEUSカラオケコンテスト」に出ましたが、気持ちのよい大会で満足度も高かったです。事前のメールのやりとりでも、オルフェウスレコーズの高橋さんから何回も詳細な内容のご案内をいただけましたし、バックステージでもスタッフのらいをんさんがしっかりと仕切っていただけました。うみんちさんの司会も、司会は初めてとのお話でしたが、ナチュラルな進行で出場者としては良かったと思います。第2回の開催も是非お願いしたいと思います。

カラオケ大会は毎回出るたびに学ぶことがあって、自分自身の歌やパフォーマンスの改善するに当たって、他の出場者の方の歌や、歌への姿勢を見て気づかされることがいくつもありました。ぼく自身も成長していってるかも!という感触を味わっています。