DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

永遠の果てに

2018年7月4日にニューアルバム「永遠の果てに~セルフカヴァー・ベストⅠ~」を発売した徳永英明さん。1986年から1994年までのヒット曲の中から10曲が収録されましたが、ぼくが気になったのは、今回のアルバムのタイトル曲でもある「永遠の果てに」という曲でした。

この作品は1994年11月9日に徳永さんの19枚目のシングルとして発売されました。作詞は山田ひろしさん、作曲は徳永さん、編曲は国吉良一さんです。オリコン週間ランキングで最高4位となりました。

徳永さんの印象というと、1つは1987年に「輝きながら」が大ヒットしてから、1991年の「LOVE IS ALL」あたりまでの頃。ロック歌手でもなくアイドル歌手でもなく、ポップスの歌手として女性からアイドル的な人気もある印象がありました。当時の人気番組だった「ザ・ベストテン」や「ザ・トップテン」にも出演されていました。もう1つはその後2005年に初のカヴァーアルバム「VOCALIST」を発売して、特に女性歌手のカヴァー曲の歌声が脚光を浴びて、2006年にNHK紅白歌合戦に初出場してから現在までのボーカリストとしての徳永さんの印象。だから、1992年から2004年までのぼくの徳永さんの印象が抜け落ちてるんですね。だから、「永遠の果てに」は今回初めてその曲を聴くことができました。

徳永さんの歌は、ぼくの場合は静かな場所で聴きたいというイメージがあって、それは例えば部屋で聴くときもテレビの音声を消して聴いたりとか、飛行機に乗っているときはヘッドホンでじっくりと聴いたりとかなんですけど、「永遠の果てに」も、徳永さんの歌の一節一節をかみしめて聴いてました。歌の世界観の中に、一本貫いている糸のようなものを徳永さんの歌には感じることがあり、この作品では生と死の輪廻をモチーフにした歌詞なので、前向きに生きるというテーマを持って歌われているんだなと思いました。

徳永さんの歌声も、「永遠の果てに」を発売した1994年の頃は、まだ若くてどことなく粗削りな感じの歌い方なんですけど、今の歌声は若い頃よりも太くて力強い声で、でも徳永さんの持ち味である透明感は残ったままという歌い方で、Youtubeで聴き比べたら、どちらも年齢に合ったいい歌い方だなと思いました。今回、ユニバーサルジャパンの徳永さんのアルバムのサイトを見たら、ぼくが試したのと同じように、オリジナル曲とセルフカヴァー曲を視聴できるようになっていました。

カラオケでは徳永さんの歌は最高音のキーが高いので敬遠しがちなんですが、この作品は試してみたい1曲です。


徳永英明 / 永遠の果てに


永遠の果てに