DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

東京カラオケまつり新宿大会

6月9日(土)に新宿区角筈区民ホールで開催された「2018東京カラオケまつり」の予選大会である新宿大会を観覧してきました。観覧だけではなくてぼくは…そのステージで歌ってきました。

「2018東京カラオケまつり」のエントリー方法にはWebエントリーというのがあって、「DAM★とも」でいつものように公開曲を出しておいて、エントリーフォームを東京カラオケまつり実行委員会に送信しておくと、音源審査をしてくれて、予選大会に出れるかの合否を出してくれるんですね。手続きも楽だし、とりあえず送っておこうか程度の気持ちでエントリーしました。既に行われた予選大会の亀有大会や浜松町大会の情報を拾い集めていて、結構歌唱レベルも幅広く、カラオケを楽しむような大会なのかなと思っていたら、新宿大会はエントリーも多くて、カラオケ大会では有名な皆さまたちも参加されるようだったので、「だめだな」と思っていたら、まさかの合格メールが届いてしまい!

カラオケボックスでは歌っていますけど、カラオケ大会に出たことはありませんでした。歌が上手い常連の人たちばかりが集まる大会に、自分が出てもいいのか悩みましたけど、せっかくの機会なので出ることにしました。とはいえ、出るからには今のカラオケの点数を少しでも上げないとと思い、頻度を多くしてビッグエコーに通いました。ぼくはなかなか95点の壁が超えられなかったんですけど、1曲に集中して練習すると点数も上がっていくもので、97点台までは出るようになりました。とはいえこれはあくまでも独学なので、今回の「2018東京カラオケまつり」の大会副実行委員長でもある、カラオケ評論家の唯野奈津実さんのブログを読んだりして、カラオケ大会の一日の過ごしかたとかシミュレーションしたりしてました。

開催当日、会場に入ってみると、日頃Twitterで見たことのあるカラオケ大会常連の皆さんの生の姿を拝見することができましたし、歌声を聴いて、この人はいつも「DAM★とも」で聴いているユーザーさんご本人だなとわかった方が数名いました。ぼくはあまり舞台やステージでもそれほど緊張しない方なんですけど、今回は本番が始まってから出場者の皆さんの歌が上手いので、観客席からステージを見ているだけでも、一気に緊張が高まってしまいました。自分の出番の10人前ぐらいから舞台袖に入って待っていた方が割と落ち付けました。そして、自分の番になり、自己紹介をして歌いました。ステージはライトが当たっているので、観客の皆さんの顔が見えないんですね。唯野さんが「本番では自分の実力しか出ません」と言われているとおりで、今まで練習した成果しか本番では表現できないんですね。ただ、いつものカラオケボックスのマイクよりも性能がものすごくいいマイクだったので、「すごく声が出ていて、伸びているなあ」と感じながらも、マイクを持つ手は震えまくりでした。今回112組が出場したんですけど、緊張度は1番だったかもしれないと思いました。

審査結果の発表時に、審査員の先生が一言講評を話しましたが、「今回の出場者が歌が上手い人たちなのはわかりますが」としながらも、「皆さん一本調子で飽きてきた」とか「日頃のカラオケボックスの練習で採点を気にしすぎている。採点と歌を伝えることは違う」とか「上手い歌といい歌は違う」とか、ぼく自身には耳の痛いコメントが続きました。唯野さんが「いろいろなジャンルの歌を聴いて、学ぶことや気付くことは多い」と言っていたとおり、112組の歌声を聴いて、おやっと思うこともあれば、こういう風に歌うんだと思うこともあり、自分が井の中の蛙状態だったことを思い知らされました。それにしても生唯野さん、爽やかでいい声でした。

もちろんですが入賞はしませんでした。帰りに4人の審査委員の先生が書いてくださった審査表をいただきました。おそるおそるコメントを読んだら、意外に4人の先生ともぼくの声とか歌い方を褒めてくださる言葉ばかりで、正直「えっ…」という感じでびっくりしました。「ステージでの振る舞いが堂々としている」に○を付けられても、ぼくは緊張MAX状態だったんですが…。審査表のコメントって出場者をあまり傷つけないようにやさしいコメントをしてくださるものなんですね。観客席に座っていて、周りの人も話してましたが、「入賞するには歌の前に、緊張しない度胸を鍛える方が先だよあ」ってぼくも思いました。いま「DAM★とも」で、今日の出場者の皆さんの公開曲を順番に聴いてましたけど、やっぱり上手い人たちが集まりすぎてたんですね。