DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

再会タイムマシン

5月26日、歌手の西城秀樹さんの告別式が行われ、西城さんと共に「新御三家」としての一時代を作った野口五郎さんと郷ひろみさんが弔辞を読まれました。西城さんと公私共に交流のあった野口さんの弔辞は、「ブーメランストリート」から「ブーメランストレート」という新曲を作ってしまった話や、NHKの音楽番組「ふたりのビッグショー」で共演した話や、五郎さんが秀樹さんに曲の依頼をした話をキーワードとして入れながら、どんなときも天真爛漫に話を聞いてくれた秀樹さんの心の大きさや人柄を偲んでいたのが印象的でした。

野口さんも郷さんも「秀樹の代わりはできないけれど、もうしばらく歌い続けるよ」と秀樹さんに誓ったそうです。「新御三家」の3人は60代前半ですが、世の中の60代に比べれば若々しい雰囲気だし、野口さんも声量を維持されているし、郷さんも踊れる歌手として鍛錬されているし、あと10年は大丈夫だと思っています。

ぼくは「新御三家」の中でDAM★ともで歌うことが多いのは野口五郎さんの曲ですが、野口さんの最新のシングルが「再会タイムマシン」という曲でした。この作品は2015年7月29日に、野口さんのデビュー45周年を記念して発売されました。作詞は秋元康さん、作曲は筒美京平さん、編曲は佐橋佳幸さんです。両A面シングルとして収録されたもう1曲「Rainy~会えない週末」は、作詞・作曲をつんくさんが提供されました。野口さんは、「アナログ音楽の頃から活躍している筒美さんの曲と、デジタル音楽で活躍しているつんくさんの曲を、自分が歌うことで時代をつなぎたい」と依頼の経緯を語られていました。

「再会タイムマシン」は今の野口さんの年齢に向き合いつつも、昭和の頃の野口さんの作品とは違う、今ならではのサウンドを作っていて、野口さんの歌だなあというのが感じられます。もう少し、世の中に浸透して欲しかった気はしますが…。


野口五郎 / 「再会タイムマシン」

五郎さんの弔辞は、その文面をもう少し紐解いていきたいなあと思います。秀樹さんと五郎さんが共演した1993年6月21日放送の「ふたりのビッグショー」の動画も、じっくりと何度も見返したい内容です。


西城秀樹 野口五郎 ふたりのビッグショー 1993 06 21