今年の2月28日、約5年ぶりに活動を再開したCHEMISTRY。11月15日には前作「eternal smile」以来約6年ぶりのシングルが発売されます。その1曲「Windy」をYoutubeで聴きましたが、1コーラスを聴いたとたんに、彼らがデビューした頃の、R&BなサウンドをJ-POPで作っていたあの頃の音楽シーンが蘇ってきました。コメントを読んでいたら、「松尾Pも戻ってきたし…」の一言を発見。「CHEMISTRY」の名付け親でもあり、デビュー前から2003年6月まで彼らのプロデュースをしていた松尾潔さんが久しぶりに一緒に音楽を作ることになったんです。松尾さんの音楽業界へのきっかけは、大学時代から始めた音楽雑誌への執筆活動なんですね。松尾さんは黒人音楽を扱う雑誌「ブラック・ミュージック・リヴュー」でR&BやSOULを対象として記事を執筆するようになり、アメリカやイギリスでの現地取材をベースにした評論活動で注目を集めるようになったそうです。その頃、久保田利伸さんと交流したことがきっかけで、音楽制作にも携わるようになったそうです。こうやって色々な知識や素養を身につけてきた方が作る音楽だから、聴く側としてはやけに説得力があるなあと感じるのかもしれません。
「Windy」を聴いて、これは初期の頃の作品…何となく思い出したのが「It Takes Two」でした。バラードではなくて、こういうアップテンポでメロウなサウンドって、好きなんですよね。それでやっぱり、「Windy」の作曲は「It Takes Two」と同じ和田昌哉さんでした。そして作詞はMAESTRO-Tこと豊島吉宏さんでした。豊島さんというと「ASAYAN超男子。」オーディションの時の課題曲であった「最後の夜」を編曲した方というイメージがあります。
そして、嬉しいことに松尾さんが今回の新曲「Windy/ユメノツヅキ」について、CHEMISTRYのファンからの「もっと知りたい」という要望に応えていただき、松尾さんがメディア向けに発表したコメントを、ご自身のTwitterで公開していただけました。
そのコメントを読み、ぼくも松尾さんと同じ思いで、CHEMISTRYを待っていたんだなあということを感じました。半分活動再開は諦めていました。堂珍さんや川畑さんがソロ活動で話すコメントを聞いて、「もうCHEMISTRYには縛られたくないのだろうか」と感じたこともありました。でも、5年で戻ってきてくれたのだから、OKです。
もう1曲の「ユメノツヅキ」は、歌詞に過去の曲名がいくつも出てきます。歌詞に「二度目の出会いは偶然じゃない」ってあるのが、そうだよなって思いました。
CHEMISTRY、5年ぶりの再結成に違和感なし 名曲「My Gift to You」ら3曲熱唱 横浜ランドマークプラザクリスマスツリー点灯式