DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

Resistance

久しぶりにTM NETWORKの歌が歌いたくなって、半年前ぐらいにDAM★ともで公開した作品が「Resistance」でした。1988年2月に発売されたシングルで、作詞は小室みつ子さん、作曲は小室哲哉さんです。小室みつ子さんは小室哲哉さんと血縁関係はなく、たまたま苗字が一緒だということでした。この作品は当初はバラードとして作られたんですが、その後にアップテンポな曲に作り替えられたそうです。TM NETWORKの作品は、ライブ向けに盛り上がるような、壮大なテーマのサウンドが多い感じもしますが、「Resistance」は、少し地味な曲ですけど、ぼくの中ではすうっと昇華できそうな、内に秘めた熱さを感じるので、今でも好きな曲です。

何回も歌っているなかで、歌詞に出てくる「君」って、どういう人なのかなと思うと、自分は「君」を「砂が風に飛び散るスティション」で見送って、「君」は「いつも違う生き方を夢見ていた」し、「向かい風にさからうように遠い道を選んでゆく」人だった。自分は「君」を「待ち続けるよ」「君が好きだから」、「抱きしめた心の地図は明日をさがす君のレジスタンス」っていうあたりで、最初は彼女なのかなと思ってたんですけど、最近は男性でも女性でも深い絆を持った友達だったのかなと思うようにもなりました。この作品は「旅立ちへの応援歌」みたいなメッセージがあって、後の小室サウンドを思うと、この作品を歌いながらなんとなく渡辺美里さんの歌う姿が思い浮かんできてしまうことがありました。

TM NETWORKは1988年の紅白歌合戦に「COME ON EVERY BODY」で初出場し、当時は珍しかったシンセサイザーを使ったデジタルバンドで、宇都宮隆さんが踊りながら華麗なステージをフルコーラスで行いまして、新しい時代の音楽の予感を感じさせました、しかし、その後の小室哲哉さんのプロデュース作品があれほどの一時代を築くものになろうとは全く予想できませんでした。