DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

おお我が人生(o toi la vie)

フランスの国民的歌手であるシャルル・アズナヴール(charles Aznavour)が発表した「o toi la vie」を、日本では黒川玲子さんが訳詞を付けて、シャンソン歌手の金子由香利さんが「おお我が人生」として発表しました。

シャンソン(chanson)とはフランス語の「歌」であり、ラテン語の「canto」(歌う)から派生しました。同様に派生したカンツォーネ(canzone)もイタリア語の「歌」です。

金子由香利さんは独特の存在感を持ち、語るように歌われる表現力が秀逸な歌手です。なので、いつも湿った感じの印象があったんですが、1987年の紅白歌合戦で「おお我が人生」を力強く歌われる金子さんを見て、意外に思ったものでした。

黒川さんの訳詞がいかにもフランスらしいというか、「もし苦しいときは 青く晴れた空を想い 耐えていこう それが人生」のように、苦しい時はそれを受け入れて生きていくんですね。ぼくはこの訳詞は好きです。

シャルル・アズナヴールのことは全く知りませんでした。金子さんの「おお我が人生」を聴いて、youtubeでアズナヴールが歌う「o toi la vie」を聴いたら、アズナヴールは伸びやかに朗々と歌っているので対照的だなと思いました。さらに驚いたのが、アズナヴールさんは御年92才でご健在だったこと。もっと驚いたのが、今年の6月に「最後の日本ツアー」で東京3公演を行ったこと。そして、そのステージが92才とは全く思えないほど歌唱力も体力も衰えてない感じなこと。本当にlegendな方ですね。

金子さんは2009年に、30年続けてきたツアーリサイタルを終了されました。このファイナルツアーの最後に歌った曲が、金子さん自身も励まされたという「おお我が人生」でした。「日本にシャンソンを広めようと歌ってきて、こうして来てくださるお客さまが私の勲章です」と舞台で言われて締めくくったそうです。

ぼくはDAM★ともを2008年12月に始めてから、今月で9年目に入りました。実社会では出会わなかっただろうと思う人たちに、どういうきっかけかは知りませんが、自分の素人の歌を聴き続けてくれている方々がいるのは嬉しいことです。そういう皆さんがいるから続けてるんだろうと思います。

ただ、DAM★ともはコミュニケーションツールがないんです。歌を聴いてくださった方の記録はつくんですけど、感想とかを書ける場所がないんです。中には、リクエストの曲名をつなげてメッセージを送ってくださる方もいたり(忍者の暗号じゃないんですけど)、有料会員の方だと曲の公開に合わせて書けるコメント欄でメッセージを伝えていただいた方もいるんですが、無料会員のぼくからは何も返すことができません。以心伝心じゃ、あまりにお察しレベルが高すぎますしね。

そんな思いもあって、このブログを始めて約1か月になりました。正直、まだはてなブログの使い方がわかってなくて、書くだけで一杯一杯なところです。ぼくがここで書いて、誰が見てくれるんだろうかと思ってましたが、どこから検索されたのかわかりませんけど、ここに来てくださって、評価もしていただけることにびっくりしています。ありがとうございます。ただ、ぼくからどう返したらいいのかが全くわからなくて、ブログの使い方を勉強したいと思います。