DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

だきしめたい

ぼくは一日の中で空いた時間があれば、DAM★ともで歌っている曲を聴いています。聴く曲はいろいろで、例えば朝に、自分を元気づけるためにアップテンポな明るい曲や勇気を与えてくれる歌詞の曲を選ぶこともあれば、切なくて暗いバラードを聴くこともあれば、聴きたいアーティストの曲を選ぶこともあります。そういう曲の中でぼくが最近聴いている1曲が、林部智史さんの「だきしめたい」という曲です。

この作品は2017年6月28日に3枚目のシングルとして発売されました。作詞は林部さん、作曲は谷真人さん、編曲は坂本昌之さんです。

作曲家の谷さんはピアニストでもあり、ビジネスマンから音楽家として転身された経歴の方です。幼少の頃に習っていたピアノを再び独学で始められて、2000年パリ国際アマチュア・ピアノ・コンクールで優勝されたのがきっかけだそうです。

編曲家の坂本さんは徳永英明さんや鬼束ちひろさんのコンサートでバンドマスターを務めるほか、林部さんのデビュー曲「あいたい」の編曲もされました。

林部さんは、「あいたい」を全国の多くの場所で歌っていた頃、歌を通じて出会った人たちから聞いた「大切な人に対する愛惜(あいせき)の想い」に触れたことから、この作品を作られたそうです。愛惜とは、心を強くひかれ大切にすることや、心残りが多く別れるのが辛いことといった意味です。林部さんが作られた歌詞からは、あなたやあなたと過ごした日々を過ごしたことが今でも忘れられないという惜別の思いが綴られています。

ピアノのメロディーは淡々としているようでドラマチックでもあり、林部さんの歌声も合わさると切ないバラードになっているなあと思いました。

ぼくが林部さんの曲を歌おうと思うのは、林部さんの歌に向き合う姿勢が真摯な印象があって、見習うべきことが多いからです。作品はぼくにとっては声域が高めなんですけど、高音をどうやったらもっと上手く出せるだろうかというチャレンジも含めて、「抱きしめたい」も含めて歌うようにしています。

DAM★ともでの採点の点数が実に不思議で、高音域とかろくに歌えていないのに、なぜか96点とか97点だったりします。他の曲だったらこれぐらいの点が取れていれば人前で歌う曲には入れていますけど、ぼくの中ではまだ人前で出せるレベルではないと思っています。ただ、ほぼ毎日この曲を聴いていると、毎回違ったところに気づくことがあって、体の中にこの曲の描いている世界観みたいなものは入ってきているような気がします。

林部さんがピアノで「だきしめたい」を弾き語りしている映像です。歌い方も含めていつもとはちょっと違います。


渾身の力をふり絞り、だきしめたい を弾き語りで歌う林部智史さん。