DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

魔法の絨毯

世の中ではカラオケがいまだに叩かれていますけど、ぼくがよく行く界隈のカラオケ屋さんは意外にお客さんが来ています。家族連れの方とか、カップルの方とかも来ていますけど、ぼくみたいなヒトカラのお客さんが多い印象です。

カラオケの部屋は換気もされてますし、消毒も清掃もきっちりされてますので、この個室で歌ったり休んだりしているフリータイムの状況って、密ではないので、すごく安全な環境だと思っています。ぼくはドリンクバーにしていますので、店員さんも部屋には来ません。ソーシャルディスタンスどころか、人と接触しませんからさらに最強です。

そういう部屋で12月のDAM CHANNELを見ていたら、爽やかな印象の男性が出てきました。川崎鷹也さんという方で、「魔法の絨毯」という曲がいま話題になっている方です。


【川崎鷹也】大人気曲「魔法の絨毯」制作秘話を披露!!【DAM CHANNEL】

ぼくもこの動画を部屋で見ていて、トークの面白い方だなと思いましたし、何曲か歌ってくださったりするサービス精神もあったりして、好感を持ちました。「魔法の絨毯」は川崎さんの奥様がまだ彼女だった頃に作った作品で、歌詞にもあるように「お金もないし力もない、地位も名誉もないけど、君のことを守りたいんだ」と彼女に向けて作った作品でした。

元々は2018年に発売したアルバム「I believe in you」に収録されていましたが、2020年に入ってからTIKTOKで話題となり、注目されるようになりました。SNS発信での音楽の流行というカタチが顕著になったのが、2020年の音楽シーンの特徴かもしれません。


魔法の絨毯

2018年頃に川崎さんの歌に出会っていた会場の人たちは幸運だったかもしれません。最近作られたMVは売れる曲としての見せ方が強調されていますので、この当時の歌声が「魔法の絨毯」の源流なのかなと思います。

川崎さんが「魔法の絨毯」を上手く歌うコツとして、曲の中盤あたりの「君がどんな恋を重ねてさ」の「さ」とか、詞の語尾のところを上手く歌えたら高得点につながるという的確なアドバイスをされていました。

ぼくもDAM★ともで何回か練習していますけど、「さ」を強調することで、歌に強弱がついて引き締まる感じになるのだと思います。それよりも、アコギのメロディーにありがちなんですが、1拍目の音の入りの低音をフレーズごとに違う音階で設定するので、なかばか音が当たりにくいです。サビのメロディーは何回も繰り返されますけど、微妙なところに一音違いを入れていたりするのが、作者の川崎さんのこだわりなのかもしれません。

KARASTAでは多くの方が「魔法の絨毯」を歌われています。ぼくは川崎さんの歌声とか歌い方を聴いているからかもしれませんけど、KARASTAで歌われている方の歌がさらっとして、爽やかすぎる印象があるんですよね。川崎さんの歌い方はエッジが効いている感じで、爽やかというよりはしっかりとした感じなんですよね。星野源さんに歌の雰囲気が似ているというコメントもしばしば見たりします。ぼくはそれほど思いませんけど、わからなくもないです。心の内面の思いを表現したいのが、君を守りたいという主人公の気持ちなんですよね。アラジンやジーニーは例え話のモチーフではあるけれど、メインではないんですよね、とぼくは思いながら、「魔法の絨毯」を聴いています。


川崎鷹也-魔法の絨毯【OFFICIAL MUSIC VIDEO】