DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

結(ゆい)

ぼくはカラオケで行くお店がビッグエコーということもあり、DAM★ともをメインにして歌って楽しんでいました。しかし2020年はコロナの影響で、4月の初め頃からビッグエコーをはじめとするカラオケ店舗の大半が臨時休業する状況となりました。ぼくも歌える場所を求めて、営業しているカラオケ店舗を探しましたが、カラオケアプリもいくつか試して歌ったりしました。その1つがKARASTAというカラオケアプリでした。

KARASTAは自分が歌ったものを投稿すればすぐに公開されて、ぼくの歌を聴いた方からのコメントがリアルに入ってくるのが驚きました。DAM★ともは無料の会員なので感想を頂ける機会はなくて、お互いに聴き合っているユーザーさん同士で以心伝心的な関係って感じですから。

7月ぐらいにKARASTAで、自分が作ったオリジナル曲がJOYSOUNDに配信される企画があって、優勝を争った3曲のうちの1曲が、今崎拓也さんが作られた「結(ゆい)」という曲でした。「人の温かい心を歌と声で繋いで結ぶ事ができたらいいな…」という思いから生まれた作品で、ぼくも最初に1回通して聴き終わって、すぐに「この曲歌ってみたい」と思い、1週間ぐらい集中して練習してから、投稿したと思います。KARASTAは自宅で歌ったものを出してましたけど、この曲はサビで思いっきり大きな声ではっきりと歌った方がいいかなと思ったのでカラオケの部屋で歌ったものを出しました。

KARASTAでも本当に多くの方が「結」を投稿されていました。この曲に感じたイメージはそれぞれ違うと思います。メロディーが沖縄の曲を感じさせるところがあるので、南国の景色を連想する方もいらっしゃったようです。ぼくが連想したイメージは、都会の喧騒の中で、仕事からの帰り道に歩いていたら、夜空が星も瞬いていて、ふと呟き始めた言葉、みたいな感じでした。2番の冒頭の歌詞「蘇る記憶に 泪を落とした夜は 一人で歩いてく 心を紛らわせた」が、ぼくはなぜか印象に残りました。

気合いを入れて歌ったからなのか、今まで出していた曲よりも、多くの方からコメントを頂きました。「素敵です」っていうのは嬉しいですけど、本人にとってはどこが良かったのかよくわからなかったりしています。「いい声してますね」も嬉しいですけど、ぼく自身自分の声がいい声だなあとそれほど思っていなくて、いつも戸惑う感想です。ちょっと切り込む感想って心に残っていて、「そういうビブラートも隠し持っていたんですね」という感想を頂いて、自宅で歌う環境と、カラオケの部屋で歌う環境では、音量も含めて歌い方のコントロールをおのずと変えているので、その違いを感じ取られたのだなと思いました。

歌える場所を求めて、カラオケアプリでも歌ってみましたけど、この「結」を歌ったあと、ぼくの中では一区切り付いた気持ちになりまして、KARASTAからは撤退しました。

ここのところ疎かになっていたぼくのホームであるDAM★ともにまた戻ろうと思います。

 

 

 

 


「結」/ 今崎拓也