DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

ワン・ツー・スリー!

NHKEテレの人気番組「おかあさんといっしょ」。1959年10月5日の放送開始以来、今年で60年を迎えた、NHK及び日本を代表する番組の1つです。子供向けの教育・音楽番組なんですけど、番組内で歌われる「今月の歌」は有名な作詞家・作曲家の方が作られていて、いい曲も結構多いので、大人のぼくも割と楽しんで見ています。

「今月の歌」は、3月・8月・12月を除く毎月、番組オリジナルの新曲が、うたのおにいさんである花田ゆういちろうさんと、うたのおねえさんである小野あつこさんによって披露されます。毎月、新曲を覚えるのも大変な仕事だと思いますけど、4月からはたいそうのおにいさんとおねえさんも一新したので、パフォーマンスとして魅せるための振付も更に激しくなってきていて、その練習時間って多いんだろうなあと想像してしまいます。それに比べて、カラオケで好きな曲を歌っているのはよほど楽だなと思います。

さて、2019年の「今月の歌」を振り返って、ぼくが歌ってみたいと思ったのは、7月の歌だった「ワン・ツー・スリー!」という曲でした。作詞は坂田めぐみさん、作曲は坂田修一さん、編曲は池毅さんです。坂田修一さんは「おかあさんといっしょ」の7代目うたのおにいさんとしても活躍した坂田おさむさんであり、「今月の歌」へも数多くの楽曲を提供しています。坂田めぐみさんは坂田おさむさんの娘さんであり、歌手としても活躍されています。池さんは子供向け教育番組への楽曲を始め、アニメソングやコマーシャルソングを2,000曲以上提供されていますが、歌手としても長年活躍されています。

子供に伝わるための歌ですから、メッセージがはっきりとしていて、わかりやすいものでないといけないんだと思います。Aメロでは「うさぎのようにホップ!」「ひよこのようにステップ!」「うちゅうに向かってジャンプしよう」と、動物を例えに出して、ホップ・ステップ・ジャンプと前に跳んでいくことを教えて、サビでは「ワン・ツー・スリーでいこうよ! おほしさまからの メッセージ いっぽいっぽ すすめば ゆめはかなうものさ」と、努力することを教えるという、情操教育的にはいい歌だなあと思います。アレンジはロック調にしているのが面白くて、だからこそ音のメッセージが明確に伝わるように思います。そして、歌詞は元気いっぱいな内容なのに、曲調はどこか明るくなくて、物悲しさや哀愁を秘めているのが一ひねりしてますけども、きっとこういうメロディーの方が子供たちの音感には響くのかもしれません。そして、一緒に見ている大人にも、忘れていたことを思い出させてくれる何かがあるのかなと思っています。もっと素直に物事を見るとか、雑念を捨てて表現してみるとか、それは人によってそれぞれだと思いますけど。歌でもそうなのかなと。ここはこうしなきゃいけないんだと勝手に決めているけど、それ以外の表現ってあるんじゃないのかなとか。自分はここまでしかできないから、と自分の中でどこか予防線を張っているものって、本当にその一線を超えちゃいけないのかなって。ロンバケの瀬名君も「壁」を取っ払って、世界的なピアニストへの道を歩んだように、大人になって作ってしまった一線や壁を超えてこそ、子供のようにジャンプができるのかなって思います。


【ワン・ツー・スリー!】おかあさんといっしょ/花田ゆういちろう・小野あつこ 人気曲 cover