DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

to Heart

ぼくがDAM★ともでよく歌ってきたのがKinKi Kidsの曲です。ジャニーズのタレントの曲はたくさんありますけど、音楽的にジャニーズ的アイドルサウンドとは一線を画しているのが、SMAPKinKi Kidsだと感じています。Kinki の曲はソロで歌っても歌いやすいところがあり、でも簡単ではないというのが、カラオケで歌いがいがあるところです。もちろん、2人でのコラボもしやすくて、DAM★ともで長年お互いの曲を聴きあっているユーザーさんがKinKi好きということもあって、その方とは何曲もコラボ録音させて頂きました。

KinKiの曲はアップテンポの作品も多いですけど、バラードの名曲も数多くあります。彼らのデビュー20周年を記念して、2017年1月7日に「Ballad Selection」というバラードだけを集めたベスト・アルバムを発売しました。その中に収録されている1曲が「to Heart」という曲です。

この作品は1999年10月6日に発売された彼らの8枚目のシングル「雨のMelody」の両A面シングルとして発売されました。堂本剛さんが主演したドラマ「to Heart ~恋して死にたい~」の主題歌にもなりました。作詞は久保田洋司さんとE.komatsuさんの共作、作曲は宮崎歩さん、編曲はCHOKKAKUさんです。久保田さんはトラジ・ハイジの「ファンタスティポ」を作った方です。E.komatsuさんはドラマの脚本を手掛けた小松江里子さんですが、脚本家の方が作詞を手掛けるというのはたまに見かけます。宮崎さんは存じ上げなかったんですが、デジモンシリーズの楽曲を中心に活動されている歌手の方で、ジャニーズのタレントへの作品提供も数多くされています。

ぼくもKinKiの曲はアルバム曲も含めて多く歌ってきたつもりでいたんですけど、「to Heart」は今まで歌ったことがなくて、曲を聴いて、こういう曲あったなあと思い出したところです。KinKiの曲は剛さんと光一さんの声質とか、作品の傾向から見ると、どこか哀愁を帯びていて、ちょっとカーブを混ぜたような感じの印象が強いんですけど、「to Heart」は直球ストレートな感じで、「君」へのまっすぐな愛を伝える作品です。

「ケータイでつないだ運命 広い宇宙(そら)の片隅で どんな遠く離れていても 届くはずさ my Heart」が当時の時代を映しています。今ならスマホやLINEなんでしょうけど、固定電話の時代から、携帯電話が普及するようになって、人々の交流も大きく変わったと思いますし、「君」とのつながっている感みたいなものが強くなったように思います。

曲の最後にある「せつなさのすべてをかけて 僕は信じる Heartは届くと」という歌詞がいいなと思いました。歌も演奏もそうなんですけど、客席にいる全員のためではなくて、誰かのために歌ったり演奏している感じの方が、感情や表現が強く出るらしいです。ぼくも歌っているときは、聴いてくださっている方の中でも、じっと聴いてくださっている方や音楽に乗ってくださっている方がいるとすごく嬉しいんですけど、自分の歌にせつなさがあると、もっといいのかなと思ったりします。人に思いを伝えるには、ある程度の熱量は必要ですね。

本人の動画はありませんので、「to Heart」を歌われている方の動画を見て、練習しようと思います。(ぼくではありません)


Kinki kids to heart [カラオケ]