DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

閃光-ひかり-のVEIL

令和に入ってから、どういうわけかDAM★ともで歌う曲に、1990年代にヒットしたナンバーを選曲して歌っています。

1990年代はポップスの男性アーティストが群雄割拠した時代でした。1991年のNHK紅白歌合戦はある意味エポックメイキングな年であり、SMAPが「Can't Stop!!-Loving-」、KANさんが「愛は勝つ」、槇原敬之さんが「どんなときも」、鈴木雅之さんが「ガラス越しに消えた夏」でそれぞれ初出場しました。翌年1992年のNHK紅白歌合戦も、小野正利さんが「You're the Only…」、中西圭三さんが「君のいる星」でそれぞれ初出場しました。

ぼくは中西圭三さんや林田健司さんのアルバムを聴いてましたけど、カラオケで歌っていた曲を思い出すと、東野純直さんの「君は僕の勇気」も、中西保志さんの「最後の雨」も、小沢健二さんの「強い気持ち強い愛」も、みたいにいくつも出てきます。

そういうなかで、当時全く関心がなかったのに、今改めて聴き直しているのが横山輝一さんの作品です。横山さんの「Lovin' You」を聴いて、その無限な広がりを感じる開放的な歌唱力のある歌って、最近聴いたことなかったなあと感じて、横山さんの作品を調べていたら、MAXへの作品提供が多かったことを知り、「Ride on time」も横山さんの作曲だと知りました。そして、横山さんがアーティストに提供した作品をセルフカバーしたアルバムを、2003年に「ARTIST’S PROOF Vol.1~IMMORTAL COLLECTION~」として発売しています。このアルバムの動画を見て歌を聴いていて、横山さんの歌のかっこよさに惹かれてしまい、ぼくも歌ってみたいと思いました。それで歌っているのが「閃光ーひかりーのVEIL」という曲です。

この作品はMAXの9枚目のシングルとして、1998年4月22日に発売されました。作詞は松井五郎さん、作曲・編曲は横山さんで、今までレーベルのavex traxらしいナンバーから、安室奈美恵さんの作品とは違う路線をMAXが歩むきっかけになったのがこの作品だったのかなと思います。ラテン系なダンスナンバーで、彼女たちにはキーも高めな感じでしたが、それを踊りながら歌えるのだから、タフだなあと思います。この年は松井さんと横山さんのコンビで作った次のシングル「Ride on time」の方が売れてしまったので、「閃光ーひかりーのVEIL」は隠れてしまっている印象がありますけど、今改めて聴くと、メロディーの展開が面白いですし、名曲なんじゃないかなあと思っています。

MAXの歌も、横山さんの歌も、どっちもかっこいいと思います。


MAX SUPER LIVE "閃光~ひかり~のVEIL"


閃光- ひかり- のVeil 横山輝一