DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

風唄

ぼくがDAM★ともでお気に入りにしているアーティストの森山直太朗さん。直太朗さんの歌は、素人が歌うにはチャレンジングな曲が多いんですけど、聴いてみて自分も歌ってみたくなる曲が多いです。それだけに、1曲を何とか歌えるようになるまでに時間がかかります。そして、直太朗さんの次の曲探しをするわけですが、最近見つけた曲が「風唄」(かざうた)という曲です。

この作品は、2003年6月18日に発売された3枚目のミニアルバム「いくつもの川を越えて生まれた言葉たち」の1曲目に収録されました。作詞は直太朗さんと御徒町凧さん、作曲は直太朗さん、編曲は中村タイチさんです。中村さんは直太朗さんのインディーズから初期の頃の編曲を全曲された方で、「さくら(独唱)」や「生きとし生ける物へ」も中村さんの作品の1つです。

アルバムの題名が「言葉」だったからか、歌詞にも今ではあまり使うことがない言葉が出てきます。「欲望の波に 夕蕩(たゆと)う 一輪の花」にある「たゆとう(揺蕩う)」も、「気持ちが定まらずためらう。心を決めかねる」という意味なんですね。

花、詩、光、風、蟻の群れ、鐘の音に擬人化をしているのは人の心であって、直太朗さんの作品には、広い世界の中で自然と共に人は生きていて、人間同士の諍いも自分自身の惑いも、そのなかではちっぽけなことみたいな、世界を俯瞰してるような歌が多いなあって思います。日常って自分の身の回りしか見てないことが多いぼくには、歌を通じて、世の中を大きな目で見つめてみるっていう時間はものすごく必要だなと思ってます。

カラオケ大会でも直太朗さんの曲でエントリーしてみたい気持ちはありますけど、どうしてもファルセットの部分が多くなりますし、声が薄くなってしまうので、今はそういう勇気はありません。「愛し君へ」だったら、その点は目立ちませんけど、あまりにもエントリーしている方が多すぎますので、それ以外の曲にしようかなと思います。


風唄 (雨降り) 森山直太朗