DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

花が咲く日は

1月6日から1月20日まで、東京の明治座で「由紀さおり50周年記念公演」が上演されています。第一部はお芝居で、第二部は歌、という構成ですが、ぼくが目を引いたのは、第二部の「日替りゲスト」で、6日~8日が林部智史さん、9日~14日がパク・ジュニョンさん、川上大輔さん、中澤卓也さんの3人、15日~17日が松原健之さん、18日~20日中川晃教さんというラインナップです。因みに、由紀さんは「誰と歌いたいか」と聞かれて、「最初は林部くんがいい」と言われたそうです。そして、ジャンルも異なるこの6人を選んだ由紀さんの着眼点が鋭いなあと思いました。歌唱力の高い歌手、個性の強い歌手、ポピュラーやポップスが歌える歌手を選んだのだろうと思います。ぼくはカラオケで、林部さん、中澤さん、松原さんの曲を歌っていることもあり、親しみがありましたので、「由紀さん、いいセレクトしてる」と思いながら、Twitterにもそんなことをつぶやきました。若手の歌手にとっては、大先輩の歌手の公演で共演する貴重な活躍の場を与えられますし、今後の活動にもいい影響を与えるだろうと思います。また、公演の興業としては、彼らのファンが明治座に来て、由紀さんの歌を聴く機会にもなりますので、関係者にとってはお互いに良い相乗効果があると思いました。

さて、「日替りゲスト」ではなく、この公演に毎日出演しているのが、ボーカルグループのベイビー・ブーです。ぼくも彼らがBSの歌番組で歌っているのを見るようになったのがこの数年ですが、2002年にメジャーデビューしていますので、今年18年目を迎えます。彼らがメジャーデビューして初期の頃、NHKの「ポップジャム」に出ている動画を見て、当時見たことがあったかもと思いましたが、同じグループとは気づきませんでした。

彼らは2011年から新宿の「うたごえ喫茶ともしび」に出演するようになり、2013年から「うたごえ喫茶アルバム」を何枚も発売しています。最近は「歌声喫茶発信のボーカルグループ」として紹介されています。

歌声喫茶」はぼくも行ったことがありませんが、お客さんが全員で合唱することを想定している喫茶店で、1950年代~1960年代にはブームとなり店舗数も多かったそうです。1970年代には「カラオケスナック」が登場し、1980年代には「カラオケボックス」が登場したことにより、店舗数は激減したものの、今でも「歌声喫茶」は全国に多くあるそうです。

新宿の「ともしび」はその代表格の店舗ですが、その「ともしび」でのリクエストランキングで毎月1位となっているのが、ベイビー・ブーの「花が咲く日は」という曲です。この作品は2017年11月22日に発売された彼らのシングル「ごめんね…ありがとう」のカップリング曲となっています。2曲とも作詞は松井五郎さん、作曲は都志見隆さんです。このコンビは、竹島宏さんの「月枕」や「恋町カウンター」のコンビでもありますが、ぼくのブログでの松井先生の登場率が多くなってます。毎月1位になるというのは、ベイビー・ブーが営業でお店に来てくれているからではなくて、「花が咲く日は」の歌詞やメロディに「歌ってみたい何かがある」ということだと思うんです。由紀さんの公演でも活躍をされていますし、もっと多くの皆さんに彼らの歌声が広まっていく1年になればいいと思います。

DAM★ともでも、「花が咲く日は」は歌うことができます。


ベイビー・ブー / 花が咲く日は(リリックムービー・Short Ver.)

おまけ。若き日のベイビー・ブーをNHKの「ポップジャム」で発見。当時は6人だったんですね。ぼくもこれは見た覚えがあります。


ポップジャム Baby Boo 出演 「loveknot」2002.5.18