DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

SUZUNARI

今年、映画「クソ野郎と美しき世界」を始め、舞台、音楽、CMなど様々な分野で活躍した、元SMAP稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんによる「新しい地図」。

DAM★ともでも、新しい地図の曲として、「72」、「雨あがりのステップ」が歌えるようになりました。また、香取さんと草彅さんのユニット「SingTuyo」の曲として、「KISS is my life.」も歌えるようになりました。映画「クソ野郎と美しき世界」の挿入歌で香取さんが歌った「新しい詩」も、「クソ野郎★ALL STARS」の曲として歌えるので、ぼくも「新しい詩」はDAM★ともに公開しています。これらの曲がDAM★ともで歌えることを知らないユーザーさんも多いようで、公開しているユーザーさんは少ないです。それと、それぞれの曲が歌ってみると意外に難しいので、公開するのを躊躇されているユーザーさんもいらっしゃるのだろうと思います。

1曲、2曲と自分たちの歌を増やしていくのはとてもいいことです。今月も12月12日には、稲垣さん、草彅さん、香取さんが「新しい地図 join ミュージック」として、新曲「#SINGING」(シンギング)を定額制音楽配信サービスAmazon Music Unlimitedで独占ストリーミング配信しました。

また、稲垣さんはソロの曲として、主演のドラマ『東京BTH〜TOKYO BLOOD TYPE HOUSE〜』の主題歌である「SUZUNARI」を、12月21日から配信しました。この作品の作詞・作曲は「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音さんが提供されました。

「鈴生り(すずなり)」という日本語も久しぶりに聞きました。果実が神楽鈴(かぐらすず)のようにたくさん群がりなっていることや、物や人が集まり群がっていることを意味しているので、「柿が鈴生りになって」とか「鈴生りの人だかり」といった使い方は聞いたことがあります。

「SUZUNARI」の歌詞では「遠くで鈴なりする声」と出てきます。君の声だと思って、主人公のぼくはどんな表情を君に見せたらいいのかと思って、「おもちゃ箱のような感情手探り」怒ったり笑ったりするんだけど、「どの色が君に見せる顔だっけ」と心が迷ってしまうから、「全部曖昧な色してるよ」と感じてしまうぼく。でもそんなぼくの感情にも何か意味があるんだから、君と一緒に感じたいなと思っているぼく。

人の心の中は生きてきた分の思いが入っていて、こういうのはコンピュータやネットワークにはできないんでしょうけど、相手からの声を聞いたら、おのずとそこにフォーカスを当てて、意識してなくても今までの相手との関係があればそれも引っ張り出してきて、相手に答えていってるのかなと思います。

吾郎さんの歌声は、「Wonderful Life」でも「地球最後の日」でも思ったんですが、心が落ち着くような声質で、すっと耳に入っていく心地よさがあります。「SUZUNARI」を作られた川谷さんは、「吾郎さんをイメージして作ったので、吾郎さんがそのまま歌ってくれたらよく響く歌詞になっている」とコメントされています。SMAPの頃も1人だけ独自の姿勢を見せてる場面があったような吾郎さんは、冷静で寡黙なイメージがあるんですけど、意外と飾らない方なのかな。「72時間ホンネテレビ」のフィナーレのときに号泣する吾郎さんに驚きましたけど、心が正直なんだなって。とはいっても新しい地図の3人の仕事ぶりには、プロフェッショナルを感じます。


稲垣吾郎 - SUZUNARI