DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

冬の蝶

カラオケの選曲をするときは、ジャンルにこだわらず探してますので、ポップスやロックに限らず、演歌歌手の方の曲も選んで歌っています。最近チェックした曲が、演歌歌手の中澤卓也さんの「冬の蝶」という曲です。

この作品は中澤さんの3枚目のシングルとして、2018年7月25日に発売されました。作詞は田久保真見さん、作曲は田尾将実さん、編曲は若草恵さんです。

「冬の蝶」は俳句の季語にもなっています。「蝶」は「春」の季語なんですが、その蝶が夏や秋を越して冬に入っていても生き残っていることがあり、見る人にある種の痛々しさあるいは健気な感じを与え、俳人はその趣を「冬の蝶」という季語にしたそうです。

そういう歌の題名から、寂しそうなバラード曲なのかなと思っていたら、アップテンポで情熱的な歌謡曲だったので、意外にいい感じでした。儚く終わる恋の予感や、寒さに耐え、大海を越えてでもこの恋にすがりたい未練を冬の蝶に例えたそうですが、「寒さなど こわくない 抱きしめたぬくもりは 春よりあたたかい」とか「大空に 羽ばたいて あの海も 越えていく あなたに 逢えるなら」という歌詞は、なかなか情熱的な若さが感じられました。

今回は中澤さんも歌に振付を入れてきました。名づけて「蝶ダンス」。竹島宏さんの「恋町カウンター」の「恋町ダンス」ほど激しくはありません。どちらかというと、指の先で蝶が舞っているような細かい仕草がポイントかなと思いました。歌の世界観を表現するのに、振付を使うのは有効であり、次のシングルでは中澤さんにもっと振付の多い曲を歌っていただきたいです。

発売したばかりですが、DAM★ともで公開されているユーザーさんがいらっしゃいました。歌うのは難しい曲で、低音から高音に飛ぶメロディーが何か所もあって、フレーズごとに声の出し方も違えるようにしたり、声の力の強弱をうまく出せると、歌が映えるかなと思います。

中澤さんは「ダイヤモンド・ダイアリー」というオフィシャル・ブログを書かれていて、ぼくもほぼ毎日チェックしてますけど、素晴らしいのは毎日ブログを更新していることです。歌のお仕事が終わった後も会食とかあると思うんですが、忙しくても継続しているのが偉いです。それと、歌手のお仕事の様子が結構見えてくるのが面白いです。
ブログの読者になったり、ファンクラブに入ったりはしませんけど、中澤さんの歌をカラオケで歌って応援したいと思います。


中澤卓也「冬の蝶」