DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

月枕

「恋町カウンター」で竹島宏さんの作品を初めて歌ってみたぼくですが、Youtube竹島さん関連の動画を見て、好きになった1曲が「月枕」という曲です。

この作品は2017年1月25日に竹島さんの20枚目のシングルとして発売されました。作詞は松井五郎さん、作曲・編曲は都志見隆さんで、「恋町カウンター」と同じコンビになります。「恋町カウンター」が恋町ダンスも加わってのアップテンポなポップスとすると、「月枕」は、どこか幻想的で、どこかはかなく脆くて、耽美的なサウンドのポップスという感じです。このところ、自分が中堅の演歌歌手の作品をカラオケで歌っていて思うのは、彼らの作品は演歌ではなくて、90年代のJ-POPの系譜を継承したポップスなんだろうと思います。だから、松井さんの作詞というと、どこかに安全地帯のヒット作品の面影を感じますし、そして、都志見さんの作曲というと、前川清さんのヒット作品の面影を感じます。歌詞は女性が身を引いて別れる歌なんですが、「男のひとが見る夢は いつも女の場所がない」「男のひとは瀬戸際で どうせ女を邪魔にする」の所で、竹島さんが手を振り上げてから両膝でしゃがみこむ振り付けが、歌の世界観を引き出している感じがしました。

「月枕」を歌ってみて感じるのは、音程を安定的に出すのが割と難しくて、油断するとグラグラしてしまいます。作品自体も心の揺らぎを表現するので、歌い方も音程は合わせつつ、ゆらっとした雰囲気を出したいんですが、上手くはいきません。サビの「悲しいだけです 悲しいだけです」や「せつないだけです せつないだけです」も普通に歌っては雰囲気が出ないので、1音1音切りぎみにして歌ってみました。「恋町カウンター」もそうなんですけど、一見簡単そうな雰囲気の竹島さんの歌は、実は微妙なところで難しい曲だったりするのを、歌うたびにじわじわと感じました。

DAM★ともに公開申請したまでは良かったんですが、その後パソコンが動作しなくなって、Cドライブをリカバリしたり、インターネットやメールを再設定したりで、公開した自分の歌を当日は聴けませんでした。ブログも書けなくなって、再設定したところです。10年ぐらい使ってますので、さすがに買い替えようかなと思った週末でした。


月枕 / 竹島 宏