DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

地球最後の日

4月6日から4月19日まで2週間限定で公開されている、稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人が出演している映画「クソ野郎と美しき世界」。ぼくも4月12日の夜に観ることができました。映画のサントラ盤にも収録されている「新しい詩(うた)」は、4つめのストーリー「新しい詩(うた)」で香取さんが歌っていますが、すごくいい表情で歌っていました。映画の作品での演技もありますけど、観る側のぼくとしてはやはり、2016年1月にメリー喜多川がリークして勃発したSMAP解散騒動からの一連の動きを投影してしまいます。何となく「SmaStation!!」の最終回での香取さんと山本耕史さんの会話ややりとりを思い出して。ちょうどあの頃「新しい地図」のサイトが発表された直後で、香取さんのあの時の悔しさを滲ませた表情を思うと、「新しい詩(うた)」での伸び伸びした笑顔を見て、良かったなあという思いがしました。

この土日で「クソ野郎と美しき世界」を観ようと思っている方も多いと思います。都心の映画館の空き状況を8時頃に見たら、今日は「売り切れ」または「残席わずか」の映画館が多くてびっくりしました。どうしても見たい方はチェックして空いていそうな映画館にちょっと遠出をしてみては。明日は池袋がまだ「余裕あり」でしたよ。夜や深夜でもOKという方は六本木がいいかと。

「新しい詩(うた)」を作曲されたのが山下宏明さんだと、ご本人のTwitterでわかりました。山下さんは「72かのナニかの何?」を作曲された方です。どちらもミュージカルらしさを感じるサウンドで、「新しい地図」の3人に躍動感を与えてくれているように思います。

映画の最後はエンドロールがあります。このエンドロールの時に流れてきたのが「地球最後の日」という曲でした。稲垣さんだけが歌ってるのかなと思って見てましたが、草彅さんと、草彅さん出演のストーリー「光へ、航る」で共演した尾野真千子さんも歌ってたそうです。「地球最後の日」もサントラ盤に収録されてますが、小西康陽さんが作詞・作曲・編曲を手掛けました。地球に流星が激突するということで、地球最後の日にそれぞれの人が愛する人に告白をしたんだけど、流星は地球を逸れてしまって、地球の中の人たちは告白だらけでパニックになってしまうみたいな歌詞だったかな?エンドロールは映画のストーリーを昇華する時間ではあるけれど、画面に出てくる大きな字から小さな字まで、「クソ野郎と美しき世界」の制作に関わってこられた数多くの皆さんのお名前を見ていて、完成して上映できたという感慨が、何も関係ないぼくにもビンビンと伝わってきました。映画は4つのストーリーのオムニバスでしたけど、このエンドロールって映画の底流にある5番目のストーリーだなあって思います。

「新しい詩(うた)」と「地球最後の日」を映画館で感じていただければと思います。