DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

milk tea

DAM★ともでぼくがお気に入りにしているアーティストの福山雅治さん。でも最近は以前ほど福山さんの曲を歌ってないかもと思って、最近練習し始めたのが「milk tea」という曲です。

この作品は2006年5月24日に福山さんの21枚目のシングルとして発売されました。作詞・作曲は福山さんですが、編曲は福山さんと井上鑑さんが共同で行っています。今や福山さんの楽曲やコンサートのプロデュースには欠かせない井上さんですが、井上さんは元々大瀧詠一さんやピンク・レディーなどの作品でキーボーディストとして活動を始めた方です。1981年に寺尾聰さんの「ルビーの指環」で日本レコード大賞編曲賞を受賞して有名になりました。福山さんとの出会いは、ギタリストの吉川忠英さんの紹介で、福山さんのレコーディングに初めて参加したのがきっかけで、どうやらその曲は2000年に発売された「桜坂」の初回限定盤で収録された「春夏秋冬」(泉谷しげるさんの作品のカバー)で、吉川さんが編曲、井上さんがストリングスアレンジを行っています。その後、井上さんは福山さんのシングルの中でカップリング曲の1曲を編曲するようになっていましたが、この「milk tea」は、カップリング曲の「美しき花」「LOVE TRAIN」「あの夏も 海も 空も」も含め全4曲がすべて井上さんの編曲となった作品で、現在の福山雅治さんのサウンドの基盤ともなっていると思います。

井上さんも福山さんの武器は「あの低い声質であり、楽器のようであると思う」と言われてました。また、福山さんにコンサートでもギターを演奏する場面を増やすように提言をされています。ぼくが福山さんの曲を歌うのは、音域が低音なこともあって歌いやすいというのもありますが、やっぱり歌っていると心が落ち着くというか、特にヒトカラでまったりと歌うには適していると思います。

「milk tea」は女性目線の歌詞なんですけど、言葉の一節に福山さんの恋愛の理想が垣間見られる感じられるのがちょっと面白いです。「同じバス停 雨の坂道 一つの傘で 貰ったミルクティ 教えてくれた歌 そのすべてが暖かくて」みたいに、今みたいな寒い冬の屋外で、誰かと一緒に暖かいものを食べたり飲んだりすると、心も温まるって感じはありますよね。ぼくはミルクティよりも、缶コーヒーですね。

福山さんの曲はその声質を活かしてるんだと思いますけど、フレーズの1音目は割と低い音から入っていくんです。久しぶりに歌ってみると、その1音目が微妙にずれてしまったりして、そういう微妙な音階が、福山さんの曲の意外な難しさだったりします。


福山雅治 - milk tea 【冬の大感謝祭 其の十四】