DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

スワンソング

DAM★ともでよく歌うようになったのがKinKi Kidsの曲ですが、そのきっかけになったのが、「スワンソング」という曲でした。

この作品は2009年10月28日に彼らの29枚目のシングルとして発売されました。作詞は松本隆さん、作曲は瀬川浩平さん、編曲はha-Jさんです。

瀬川さんは最近のKinKi Kidsのシングルでの収録曲、いわゆるB面曲を提供しています。ジャニーズ事務所A.B.C-Zというグループにも「砂のグラス」という曲を提供していますが、KinKi Kidsが歌いそうな感じがします。ha-jさんもKinKi Kidsの作品では「雨のMelody」「Harmony of December」を提供していますが、どちらかというと嵐の作品への提供が多い方で有名かもしれません。

スワン・ソング(swan song)はもともとヨーロッパにある伝承の1つで、白鳥は生涯鳴かないが、死ぬ間際に美しい歌を歌うというもので、転じて、人生の最後に披露する舞台や演奏や戦い、あるいは人生の最後に事を成し遂げることをいいます。この作品は曲が先行で作られ、KinKiの2人が松本さんに「命を吹きこんでもらいたい」と自ら作詞を依頼したそうです。松本さんはアンナ・パヴロワの舞台「白鳥の湖」での瀕死の白鳥の演技をヒントに、全身で表現された死にゆく白鳥の美しさを歌詞に込めたそうです。松本さんは、「「終わり良ければ全て良し」との言葉のとおり、人間が一番大事なときもそのような時であり、後悔したくないとも思う。その「自分のやりたいことのある意味での極致」である「もっとも美しいもの」をやってみたかった」と語っています。

ぼくも歌詞を見ながら歌っていて、2人の遠距離恋愛が終わって、その気持ちを白鳥に見立てているのかなと思っていましたが、松本さん曰く、「みんな勘違いしてるけど、書きたかったのは「遠距離恋愛」ではなく「瀕死の白鳥」なんだ」と。「白鳥は2人の愛の死で、2人とも潜在意識ではまだ愛し合っていて、そういうものが昇華して白鳥になって空に溶けていき、それが人間の成長につながる。白鳥は無垢な青春、汚れていない若さでもあり、そこから飛び立つ白鳥が、次のステップだということ」と、なかなかその歌詞は深かったんだなと今更思いました。

だから、この作品で松本さんは光一さんと剛さんに、次のステップへのエールを込めていたんだろうと。それが「命を吹き込んで」という2人への答えだったように思います。松本さんはKinki Kidsを、「デビューからの「壊れやすい美しさ」を持っていて、もうアイドルではなくアーティストだと思う。レコーディングよりも歌いこんだ後のライブの方がいいと思うし。10年ぐらい歌いこむと違う歌になってくると思うし、それが楽しみ」と率直に評価しています。

KinKi Kidsを歌う男性は多いですが、「スワンソング」を歌っている方の動画をアップします。(ぼくではありません。)


KinKi Kids - スワンソング(カバー)を歌ってみた by 906KK616