DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

Shawty

DAM★ともでぼくがお気に入りにしているアーティストのCHEMISTRYCHEMISTRYのヒット作品というと、バラードやメロウな曲が多いイメージですが、そんな彼らのイメージを打ち破ったのが「Shawty」という曲です。

この作品は彼らの29枚目のシングルですが、堂珍さんと川畑さんに加え、バックダンサーのRuiさんとKeitoさん、D-BLASTのDeeさんとChihiroさんの6人による期間限定ユニット「CHEMISTRYSynergy」の名義で、2010年8月18日に発売されました。当時、日本と韓国で活躍しているアーティストが洋楽を採り入れているのをヒントにしたようで、この作品の作曲はJoleen Belle、Jack D Elliot、Mike Bannisterというアメリカのアーティストが提供しました。作詞は田中秀典さん、編曲は吉岡たくさんで、この2人はCHEMISTRYの「Independence」も提供しています。

この作品でCHEMISTRYは初めてダンスを採り入れました。堂珍さんと川畑さんが踊りながら歌う姿はなかなか衝撃でした。結構練習したと思うんですけど、Synergyの4人とのダンスの息も合っている感じで、かといって歌はいつもの安定感があったので、初めてMVを見た後で、「歌って踊るCHEMISTRYってかっこいいなあ」と思いました。

「Shawty」は「小さなかわいい女の子」という意味で、アメリカの英語のスラングだそうです。そのイメージから、MVではCHEMISTRYSynergyと共に、女優の本仮屋ユイカさんも出演されました。一緒に撮影したこともあり、本仮屋さんも踊るCHEMISTRYを目の前にして「素敵だと思う。自分たちの曲を身体で表現する、こういう表現があるのだなとびっくりしました。踊るイメージがなかったので、ものすごくレアなものを見てしまったな」と感じたそうです。また、演技については「Shawty」のイメージから、「小悪魔な女の子と、その女の子が本来持っている女の子っぽさや子供っぽさという素直な女の子の二面性を使い分けて表現してみた」と、さすが女優さんはいろいろ考えて芝居に臨むんですね。「Shawty」の歌詞の世界については、「男性が女性のことをこんなに思ってくれているなんて、ドキッとした」そうです。この作品は作曲が先にできているみたいで、作詞が英語っぽい韻を踏むような日本語の歌詞にするように田中さんが工夫しているのと、ダンスでの息継ぎを意識して作られているなあと思います。全体的には地味なサウンドなんですが、何気なく歌って、さりげなく踊って見せているのが、おしゃれでかっこいい作品に仕上がっていると思いました。

ぼくも当時DAM★ともで公開しましたが、難しかったのが2コーラスの後の間奏部分で堂珍さんが「Wow Wow」と高音で難しいフェイクが入った後に、川畑さんのRAP的な部分が続くところでした。肺活量とペース配分を気にしないと、踊らなくても、そこがうまく進まなかったです。

従来のイメージを裏切って見るというのは、面白いものだと思います。ぼくもDAM★ともでの最近の選曲にちょっと偏りがあるなあと感じていますので、日頃歌わないアーティストの曲を歌ってみようかなあ…。


Shawty祭(CHEMISTRY)