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DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

ジェラシー

ぼくが井上陽水さんの曲を初めてじっくりと聴いたのは「ジェラシー」という作品でした。この作品は1981年6月21日にシングルとして発売されました。当時子供だったぼくは、テレビではアイドルの曲に夢中になっていましたが、ラジオではまだ吉田拓郎さんとか小室等さんとか谷村新司さんとか、音楽をやっている方が面白いDJをやっているような時代でした。井上陽水さんはテレビには出られない方なので、おそらくラジオ番組でこの「ジェラシー」を初めて聴いたと思います。

当時も井上陽水という名前は知ってましたが、ちょっと前に「氷の世界」というアルバムがものすごく売れたけど(初めてミリオン・セラーを達成したアルバムですが)、大麻で逮捕された後はいまひとつ売れていない歌手の人という印象でした。

そのとき、陽水さんの声がとても透明感を持ちつつ強さを持った感じで、歌詞の言葉が一つ一つ耳に入っていったのを覚えています。ジェラシーが嫉妬だという意味も勿論わからなかった頃ですが、アイドルの曲とは全く違う大人が歌う曲で、フォークなんですけど、どこかカンツォーネやタンゴみたいに感じられるところもあって、歌詞の人物の揺れ動く心のさまが目の前に見えてくるようでした。それはまるで海辺を歩く男女の風景のような。

この作品はセールス的にはスマッシュヒットでしたが、井上陽水という歌手の存在感を改めて認識させ、1984年の「いっそセレナーデ」のヒットからの第二次井上陽水ブームの時代へとつなぐきっかけを作ったように思います。


井上陽水 GOLDEN BEST Disk1 15ジェラシー

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