DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

ともしび

八代亜紀さんは「雨の慕情」や「舟唄」など、多くのヒット曲を持っている歌手ですが、ぼくがいいと思った曲は、youtubeでたまたま見た「ともしび」という曲でした。

「あなたの命の ともしびが もうすぐ 消えると 聞かされた」といきなり、恋人の男性が病魔に侵されているところからこの歌は始まります。「ああ 編みかけのカーディガン それが出来たら 夜明けの釣りも もう 寒くはないねと 細くなった手で 私の手を 握る あなた…」と、この男性は彼女が編んだカーディガンを着て、釣りに行きたいんだと女性の手を握りながら話してるんでしょう。「明るく笑って あなたをだまし ただ祈るだけの 私でした」。女性は恋人の寿命を聞かされているわけで、どう接したらいいのかわからない、もう彼の回復を祈るしかなかったんですね。ぼくは1コーラスを聴いただけで、胸がいっぱいになってきました。2番では「白いドレスの 花嫁衣装 早く見たいとはしゃいで 細くなった手で 私の手を 握る あなた…」と、2人は結婚を約束してたんでしょう。早く一緒になりたかったんでしょう。でも、それができない…。「どうすればいいの 何が出来るの ただ 祈るだけの私でした」

「あれから 二度目の 春が来たけど 私の中に 生きてる あなた…」彼の命のともしびは消えてしまったけれど、心のともしびはいつまでも私の中で生きている。この歌を聴き終わって、涙が頬をつたっていきました。

八代亜紀さんは1975年(昭和50年)の紅白歌合戦で、この「ともしび」を熱唱しています。まだスターになったばかりの八代さんは、すごくけなげに、この歌の世界を切々と歌っているのが、とても新鮮に映りました。その後、彼女は演歌の女王となっていきます。