DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

風が吹く丘/あるいてゆこう

ぼくが「雨音はショパンの調べ」を歌うレディオサイレンスさんを見たのは、当時テレビ東京系で放送されていた「歌の楽園」(2010年4月~2011年3月放送)という番組でした。この番組の終了後に同じ枠で放送されたのが、アニメ「毎日かあさん」(2011年4月~2012年3月放送)でした。このオープニング主題歌として歌われたのが、ビリケンさんの「風が吹く丘」と「あるいてゆこう」でした。

ぼくは「毎日かあさん」のオープニングを聴いて、「なんかいい歌だなあ」と思いながら、暫くそれでやり過ごしてました。ビリケンさんのことは、フォークソングをカバーしていることぐらいしか知らず、youtubeで見たら、ビリーさんがボーカルで、ケンさんがRapを歌う、男性2人のヒップフォークデュオということがわかり、なかなか珍しい試みをするなあと思いました。

「風が吹く丘」のMVは丘の上でビリケンのお2人が絵を描きに来た子供たちと仲睦まじくしているシーンを通しながら、丘の上で伸び伸びと開放的に歌っているお2人の姿を見て、ますます曲の良さが深まっていきました。作詞・作曲はビリーさん、Rapの詞はケンさんが書いてますが、自分の言葉で書いてる感じがビンビン伝わってきました。また、「あるいてゆこう」は幼稚園の体操の時間にお2人が歌う設定ですが、2曲ともお2人が子供たちになじんでるんです。学校の先生もできるんじゃないかな。伸びやかなビリーさんの声に、エッジの効いたケンさんのRapがうまく調和している、2曲ともそう思いました。お気に入りの曲になったので、自分でも歌ってDAM★ともに当時公開しましたが、ビリーさんのキーは高いし、ケンさんのRapも結構できそうで難しかったです。そのせいかな、この2曲を公開してたのはぼくだけでした。

2003年にイルカさんの「なごり雪」のカバーをした「nagoriyuki」でデビューされたこともあり、昔のフォークのヒット曲のカバーを手掛けています。ヒット曲のイメージをリスナーが持っているところに、Rapを付けていくのはなかなかチャレンジングな取り組みだと思います。でもぼくが好きなのはお2人のオリジナル曲の方です。youtubeでも「風が吹く丘」は93,000回、「あるいてゆこう」は324,000回を超えるアクセスで、高評価を受けています。彼らが作りだす音楽を、もっと多くの皆さんに、見て、聴いてもらいたいと思います。

ビリケンさんのオリジナル曲の新曲を待ってます。