DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

しあわせ芝居

DAM★ともで公開する曲は、youtubeで見ていいなと思った曲とか、ビッグエコーで歌ってるときに「そういえばこんな曲あったな」と思い出した曲とか、きっかけはいろいろです。ジャンルはポップスや歌謡曲が多いですが、男性歌手の曲だけではなく女性歌手の曲も結構歌ってます。

女性歌手の曲を歌うかどうかは、まず歌詞を見て、ぼくが歌っても気持ち悪くない歌詞かどうかでまず判断しています。女性歌手の曲で結構「ボクは」っていう歌詞があるものは、まあ大丈夫かなって感じです。歌詞の次は曲調を聴いて、これもぼくが歌っても違和感ないかどうかで判断しています。

桜田淳子さんの「しあわせ芝居」は、歌詞が淡々と女性の心情を綴った感じで語られていて、曲調も歌詞をうまく乗せていく感じで作られていて、桜田さんが、それまでのヒット曲での明るい表情とは対照的に、やや無表情で、でも凛とした姿勢で歌っている姿が今でも印象に残っています。

発売は1977年11月ですが、桜田さんの代表曲の1つとなり、1978年の紅白歌合戦で歌われました。作詞・作曲は中島みゆきさんで、この曲は中島さんが初めて桜田さんに提供した曲です。当時の中島さんは、研ナオコさんに「あばよ」を提供したり、ご自身も「わかれうた」を大ヒットさせたり、名前が世に出始めた頃でした。テレビにほとんど出演されないスタンスは今と変わらずでしたから、「中島みゆきってどんな人かな」と子供の頃は思ってました。

その後、生で歌っている中島さんの姿は、2002年の紅白歌合戦黒部川第四発電所の地下道トンネルの中で、真紅のドレスを身にまとい「地上の星」を歌う姿で初めて目にしました。ここでの視聴者の反響が大きかったのはもちろんですが、業界でも中島みゆきの紅白出場は衝撃をもって受け取られたようで、その後のロック・ニューミュージックの大物歌手が紅白歌合戦のオファーに対し出場を決断するようになったようです。