DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

Wonderful Life

今日4月30日は香取慎吾さんと草彅剛さんによるユニット「SingTuyo(しんつよ)」の曲「KISS is my life.」の配信開始日でした。そして、この作品の作詞・作曲を手掛けた、ぼくのりりっくのぼうよみさんのTwitterから嬉しいお知らせが!

【Abema TV出演のお知らせ】 のAbemaの番組に出演します〜 に提供した曲「KISS is my life.」でコラボレーションさせていただきます!おじゃましていいのかな… そして自分の曲も…??🤔 「7.2 新しい別の窓」 5/6(日)ごご5時〜生放送

以前にぼくのブログでも是非、「7.2新しい別の窓」に出て欲しいと書いてましたので、早速実現したのは嬉しいです。ぼくりりくんもこの作品についていっぱい話したいとコメントされてましたので、いっぱい話して欲しいです。番組には出られないかもしれないけど、ケンカイヨシさんも、DJ kiyya(きーや)さんも、AbemaTVのスタジオに集合するんでしょうか。

で、残った稲垣吾郎さんは、番組でどうリアクションするのかも楽しみですが、映画「クソ野郎と新しき世界」の「新しい詩」のストーリーでは、ソロで歌を歌っていて、これが「あるピアニストのテーマ」だったかと思います。稲垣さんはSMAPの頃にソロシングルを2曲発売しています。1曲目は1993年2月3日に稲垣吾郎名義で「If You Give Your Heart」という曲を発売しました。オリコン最高21位だったそうで、ぼくも聴いたことがありません。2曲目は2004年3月10日に「&G(アンジー)」名義で「Wonderful Life」という曲を発売しました。草彅さんが主演したドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」の主題歌として起用され、オリコンでも1位を取りました。作詞・作曲は市川喜康さん、編曲は小西貴雄さんです。実はこのコンビは、SMAPの2005年のヒット曲である「Triangle」のコンビでもあります。市川さんはSMAPへの作品提供も多くて、「オレンジ」や「夏日憂歌」といったファンの間でも人気のある曲を書いている印象があります。小西さんは中西圭三さんの作品における絶大なパートナーという印象が強くて、SMAPにも作品を提供しているのが意外でした。

「Wonderful Life」の歌詞は、現実は思うようには行かない、だからこそ理想を掲げて目指すんだみたいな内容です。「けれど ぬかるんだその足下が 今日を支えてるから 僕は踏み出せる 最高の舞台(ステージ)へ」という最後の一節が好きです。


&G

恋町カウンター

DAM★ともでぼくがよく聞いているユーザーさんが演歌歌手の竹島宏さんのファンのようで、公開曲でも竹島さんの作品をよく歌われているのを聴いています。竹島さんは2002年7月24日に歌手デビューして今年17年目になります。演歌歌手としては中堅の範疇だと思いますが、39才にしては若い感じです。いわゆる中堅演歌歌手で2017年の紅白歌合戦に出場しているのは2001年デビューの山内惠介さん(34才)、2009年デビューの三山ひろしさん(37才)、2012年の福田こうへいさん(41才)ですが、三山さんはド演歌系、福田さんは民謡系なので、歌謡曲も歌える次代の演歌歌手という点では竹島さんと2005年デビューの松原健之さん(38才)を紅白歌合戦に迎えたいところです。

先週の日曜日のNHKのど自慢に竹島さんがゲスト出演し歌ったのが、3月14日に発売されたシングル「恋町カウンター」という曲でした。竹島さんが歌の途中からジャニーズのような振り付けを加えて踊りながら歌っているのが、すごく新鮮に見えました。

前川清さんや、古くは東海林太郎さんのように直立不動の姿勢で歌い上げて見せるのも歌手の味ですが、歌って踊る演歌歌手がいてもおかしくないので、表現方法は自由にやっていいし、歌手としては名前を覚えてもらうことが大事なのかなと思います。

「恋町ダンス」…だそうです。演歌ファンの年齢層を考えてか、振付はゆっくりめにしてますが、竹島さんが結構ダンスの練習をしたんだなということが伝わってきます。星野源さんの「恋」及び「恋ダンス」は2016年の後半のブームになりましたが、竹島さんの「恋町ダンス」はどこまでいくでしょうか…ちょっと期待しています。

「恋町カウンター」は作詞が松井五郎さん、作曲・編曲は都志見隆さんです。このコンビで演歌ができるとは思いませんね。だって、このコンビは田原俊彦さんの「ごめんよ涙」を作った人たちでもあるからです。松井さんというと、ぼくは最近のKinki Kidsの作品である「鍵のない箱」や「まだ涙にならない悲しみが」のイメージですし、昔であれば安全地帯の「悲しみにさよなら」など多くのヒット曲が思い浮かびます。都志見先生はぼくにとっては、CLUBDAMの歌唱検定で審査をいただいた先生ですし、ヒット曲では郷ひろみさんの「言えないよ」や中森明菜さんの「TANGO NOIR」、そして昨日から山口達也さんの事件で騒動を起こしているTOKIOの「LOVE YOU ONLY」や「うわさのキッス」といった曲も提供されています。

恋町ダンス、微妙に振り付けがちょっと捻ってます。


Let's 恋町ダンス!~竹島 宏と一緒に「恋町カウンター」を踊ろう~


竹島宏 NEW「恋町カウンター」振り付け付き

SKY's the limit

4月6日から4月19日までの2週間限定で公開された映画「クソ野郎と美しき世界」。ジャニーズ事務所への事実上の忖度によって、映画宣伝をメディアが一切取り上げない、上映映画館数も86館に絞ったのではなくて、圧力があっての結果だと思いますが、そこを逆手に取って、見事な「スモール・ビジネス」のモデルを作った興行であったと思います。そして、ぼくは映画館で一緒に見たお客さんの客層の広さに驚きました。SMAPからのファンと思しき女性は勿論多いですけど、ぼくみたいな仕事帰りの男性も結構いましたし、お子さんと一緒に見ていたお母さん、ご高齢の婦人や紳士の方もいらっしゃって、こういう集客ができるっていうのは凄いと思いました。2週間累計で280,021人の動員は立派な結果を残したと思います。「新しい詩(うた)」の作詞をしたのは、「クソ野郎と美しき世界」を企画した多田琢さん、山崎隆明さん、権八成裕さんの3人だということが、2回目の観賞のエンドロールでやっとわかりました。3人ともSMAPのPVやCMや作詞・作曲に関わられたことのある、縁の深い皆さんです。

さて、香取慎吾さんと草彅剛さんによるユニット「SingTuyo(しんつよ)」による新曲「KISS is my life.」を作詞・作曲したぼくのりりっくのぼうよみさんのTwitterを読んでみましたが、

「KISS is my life.」はぼく一人でなくケンカイヨシという友人と一緒に制作しました 彼がトラックを作り、ぼくが歌詞とメロディを乗せました 見解は彼らの大ファンなので、ある種の懐かしさはそこ由来かも この曲について話したいことたくさんあるなー そういう場あったらうれしい

ということを正直に書いていて好感が持てました。そして、ケンカイヨシさんを探して、「KISS is my life.」について

【KISS is my life.について】
僕が制作したトラックに、
ぼくりりが詩曲を乗せ、この曲は完成しました。
御依頼を受け、僕が思う二人のイメージを全部乗せると決めました。
ポップにスウィングして、大人にジャジー、ちょっとファンキー。
愛情いっぱいの作品です!

小1のときに彼らの歌声を聴いたとき、 「作曲家になりたい!」って夢を決めました。 夢が叶って、とっても嬉しいです。 自信を持って、最高傑作と言えます!(まだ2作目だけど笑)

とコメントを書かれていました。

(2018/04/23)追加のツイートを発見。

【KISS is my life.について2】

バックの演奏(ドラム、ピアノ、シンセなど)は 全部僕が作ってるのですが、スクラッチのDJ kiyya、 ギターの佐々木秀尚さん、ストリングスの室屋光一郎さん (協力してくれた伊藤翼くん) みんなのおかげで最高の曲になりました。

皆さん自分がやったお仕事は言ってもOKなんですから。(2018/04/23)

ぼくりりくんとケンカイくん、「7.2新しい別の窓」にゲスト出演していただき、この作品のことについて、いっぱい話していただきたいなあと思います。

香取さんは以前から「ぼくのりりっくのぼうよみさんの音楽が好き」と公言されていたんですが、新しいミュージシャンに興味を持つっていう意識は大事ですね。遅ればせながら、ぼくも、ぼくりりくんの音楽を聴き始めました。そこで見つけたのが「SKY’s the limit」という曲。この作品は2017年5月24日に彼の2枚目のシングルとして発売されましたが、資生堂の日焼け止め「アネッサ」のCMソングとしてもオンエアされたそうです。「こんなに明るく突き抜けた曲を作ったのは初めて」というぼくりりくんのコメントがありましたが、爽やかなチューンでこれからの季節にぴったりな作品で、ぼくも歌ってみようかなと思いました。彼は音楽界に新しい地図を描いていける、皆さんにも知っていただきたいアーティストです。


ぼくのりりっくのぼうよみ - 「SKY's the limit」ミュージックビデオ

 

KISS is my life.

稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人が出演している映画「クソ野郎と美しき世界」。「新しい詩(うた)」を歌っている香取さんのあの笑顔に満ちた表情や、エンドロールを包み込むように流れていた稲垣さんと草彅さんと尾野真千子さんが歌っている「地球最後の日」の余韻が忘れられず、もう1回この映画を観に行こうと思い、4月16日の仕事帰りに映画館へ。ところが、TOHOシネマ上野の18:00~の回は「完売」。慌てて六本木へ移動し、TOHOシネマ六本木ヒルズの19:00~の回を目指すも、ここも「完売」。今度は日本橋に移動し、TOHOシネマ日本橋の21:00~の回で、「残席あり」で漸く座席をGET。1回目よりも2回目の方が映画の画面の隅々にも目を追えるようになって、もちろん「新しい詩(うた)」では香取さんが歌って踊る姿に躍動感をますます感じたし、「地球最後の日」では、改めて3人が歌っているのも確認できたし。映画館でのお客さんが、エンドロールの最後の最後まで、誰1人として帰らないっていうのも珍しいなあと思いました。

映画のシーンは印象に残る場面が多くありましたけど、「歌喰い」のストーリーを振り返ると、路上の壁に絵を描いて警察で取り調べを受ける香取慎吾に、彼の元追っかけという女性警察官が彼に「歌があるじゃない。持ち歌いっぱいあるでしょ」と言って諭しているシーン。何かこの女性警察官が飯島三智さんに見えてしまうんですよね。そしてこの問いには困ったような表情の香取くん。SMAPの歌を歌えなくなったという「喪失」と、歌喰いのうんこをベーグルに変えて食べることで「新しい詩(うた)」を歌えるようになったという「創造」がテーマなんだなと感じました。また、尾乃崎紀世彦が歌喰いに「また逢う日まで」を食べられて、自暴自棄になって死のうとするところを必死に泣いて止める女性マネージャーのシーン。歌喰いのうんこを食べて、白髪になった尾乃崎の髪が黒髪になって、再び「また逢う日まで」を歌えるようになったときの、女性マネージャーが泣いて喜ぶシーン。何とかして正しい道へと戻したい女性警察官と、悲しみも喜びも一緒になって受け止める女性マネージャーには、相手への愛があふれていて、愛情の深さを感じられる「いいね」と思う演技でした。

さて、この映画公開中の4月9日に、香取さんと草彅さんが「SingTuyo」(しんつよ)というユニットを組んで、新曲「KISS is my life.」を4月30日にデジタル配信リリースすることを発表しました。女優の竹内結子さんが出演されている、キヤノンのカメラ「EOS Kiss M」のCMで、彼らの歌声を聴いている方も多いと思います。作詞・作曲をされたのは「ぼくのりりっくのぼうよみ」さんです。まだ20才の男子大学生ですが、彼が作る創造性豊かな歌詞とサウンドは注目されています。そして彼が作った音楽は、SMAPが歌っていたサウンドを彷彿とさせる親和性を感じました。SMAPが歌っても合ってるんですが、CHEMISTRYが歌ってもいいんじゃないかなと感じるような、爽やかなアップチューンです。


SingTuyo / KISS is my life. (ティザー・ムービー)


〈CMメイキング〉EOS Kiss M「Kiss is my life.」篇 竹内結子・クルミちゃん出演 楽曲SingTuyo(しんつよ)【キヤノン公式】

地球最後の日

4月6日から4月19日まで2週間限定で公開されている、稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人が出演している映画「クソ野郎と美しき世界」。ぼくも4月12日の夜に観ることができました。映画のサントラ盤にも収録されている「新しい詩(うた)」は、4つめのストーリー「新しい詩(うた)」で香取さんが歌っていますが、すごくいい表情で歌っていました。映画の作品での演技もありますけど、観る側のぼくとしてはやはり、2016年1月にメリー喜多川がリークして勃発したSMAP解散騒動からの一連の動きを投影してしまいます。何となく「SmaStation!!」の最終回での香取さんと山本耕史さんの会話ややりとりを思い出して。ちょうどあの頃「新しい地図」のサイトが発表された直後で、香取さんのあの時の悔しさを滲ませた表情を思うと、「新しい詩(うた)」での伸び伸びした笑顔を見て、良かったなあという思いがしました。

この土日で「クソ野郎と美しき世界」を観ようと思っている方も多いと思います。都心の映画館の空き状況を8時頃に見たら、今日は「売り切れ」または「残席わずか」の映画館が多くてびっくりしました。どうしても見たい方はチェックして空いていそうな映画館にちょっと遠出をしてみては。明日は池袋がまだ「余裕あり」でしたよ。夜や深夜でもOKという方は六本木がいいかと。

「新しい詩(うた)」を作曲されたのが山下宏明さんだと、ご本人のTwitterでわかりました。山下さんは「72かのナニかの何?」を作曲された方です。どちらもミュージカルらしさを感じるサウンドで、「新しい地図」の3人に躍動感を与えてくれているように思います。

映画の最後はエンドロールがあります。このエンドロールの時に流れてきたのが「地球最後の日」という曲でした。稲垣さんだけが歌ってるのかなと思って見てましたが、草彅さんと、草彅さん出演のストーリー「光へ、航る」で共演した尾野真千子さんも歌ってたそうです。「地球最後の日」もサントラ盤に収録されてますが、小西康陽さんが作詞・作曲・編曲を手掛けました。地球に流星が激突するということで、地球最後の日にそれぞれの人が愛する人に告白をしたんだけど、流星は地球を逸れてしまって、地球の中の人たちは告白だらけでパニックになってしまうみたいな歌詞だったかな?エンドロールは映画のストーリーを昇華する時間ではあるけれど、画面に出てくる大きな字から小さな字まで、「クソ野郎と美しき世界」の制作に関わってこられた数多くの皆さんのお名前を見ていて、完成して上映できたという感慨が、何も関係ないぼくにもビンビンと伝わってきました。映画は4つのストーリーのオムニバスでしたけど、このエンドロールって映画の底流にある5番目のストーリーだなあって思います。

「新しい詩(うた)」と「地球最後の日」を映画館で感じていただければと思います。

新しい詩(うた)

新しい地図」という新たな場所で挑戦を続けている稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さん。この3人が出演する映画「クソ野郎と美しき世界(THE BASTARD AND THE BEAUTIFUL WORLD)」が4月6日から4月19日までの2週間限定で、全国86(=野郎)の映画館で公開されています。4人の監督(園子温さん、山内ケンジさん、太田光さん、児玉裕一さん)によって制作された4つのストーリー(「ピアニストを撃つな!」、「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」、「光へ、航る」、「新しい詩(うた)」)によるオムニバスムービーとなっています。ぼくはほとんど映画を見ないんですが、今回は見に行こうと思って、仕事が終わった頃に見ようかなと近くの映画館の上映スケジュールを見たら「売り切れ」って…。別の映画館は「余裕あり」だったので4月19日までには必ず見ようと思います。

映画「クソ野郎と美しき世界」の公開を記念して、4月6日からオリジナル・サウンドトラックアルバムがAmazon Music Unlimitedで独占配信されています。アーティスト名は「クソ野郎★ALL STARS」となっていて、メンバーは明らかにされていません。5曲収録されていますが、その1曲が「新しい詩(うた)」という曲で、香取慎吾さんが歌っています。映画をまだ見ていなくても、そのジャジーなサウンドからはミュージカルのショータイムのような賑やかさと華やかさを感じ、歌っているのは香取さん1人なんですがなぜかまた3人が歌っているように錯覚してしまいます。「どうしようもないところから ぼくらははじまったんだ」と始まる歌詞はSMAP解散騒動からの思いを綴っているようです。稲垣さん、草彅さん、香取さんの3人は既存のテレビ番組での出演を制約されるなかで、AbemaTV、YoutubeなどのSNSを使った新しい手段での芸能活動を模索しているわけです。それが「新しい地図」の真意だろうと思いますし、「新しい詩(うた)」の歌詞にもあるように、「世界のどこかにきっと仲間がある」と従来の枠にとらわれず、ワールドワイドなネットワークを対象にした活動を展開するようになったのも面白いと思っています。ぼくも連投で「新しい地図」の活動に触れていますけど、いまの日本の中でも、厳しい環境の中でこれだけ貪欲にチャレンジングな取り組みを次々と打ち出していて、しかも自由に伸び伸びと活動をしている3人の姿というのは、新しい日本のカタチを提示しているようにも思います。


クソ野郎と美しき世界 劇中歌 香取慎吾歌唱 新しい詩

シャレオツ

稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんによるAbemaTVの新番組「7.2新しい別の窓」の第1回が4月1日に放送されてから1週間が経ちました。AbemaTVでは1週間、番組をマイビデオに登録すると、放送後1週間まで無料で「見逃し視聴」ができます。もうすぐ終わりますけど。ぼくも彼ら「新しい地図」の3人が歌っていた「72」や「雨あがりのステップ」や「72かのナニかの何?」を何回も見てます。「72」はDAM★ともで公開しようと思って練習しているんですが、まだ微妙に音程が合わなかったりしてます。作曲の小西康陽さんが同じフレーズでもちょこっと音階を変えたりしてるのが、ようやくわかってきました。

さて、「72かのナニかの何?」を作詞した大竹創作さんは、SMAPの「シャレオツ」という作品で作詞を提供されています。この作品は2013年12月18日にSMAPの51枚目のシングルとして発売されました。作曲・編曲はJeff Miyaharaさん・blackSHEEPさんで、この2人は2013年2月27日に発売された両A面シングルで「Battery」を提供されました。SMAPのラストアルバムとなった「SMAP 25 YEARS」はファン投票で選曲が行われましたが、「シャレオツ」は46位で、「Battery」は19位で、いずれも収録されています。

「シャレオツ」は草彅剛さん主演のドラマ「独身貴族」の主題歌でしたが、歌詞もドラマに沿った感じで、「独り身の淋しさに蓋」とか「孤独は慣れた擦り傷」という一節が、大人の男性のかっこよさと強がりを示してくれていて、5人中4人が独身のSMAPにも何となく投影されている感じがしました。そして、ちょっと訳のわからないような歌詞なんだけど、「全然問題ない」とゆるく交わしながら、「やっぱり最高じゃないオサレ」とまとめる感じが、1990年代のSMAPがはっちゃけてた頃の歌詞とサウンドを何となく思い出させてくれました。その頃から20年経って、SMAPも40代に入った頃でしたけど、その年齢になったからこそ歌える曲を示してくれて、改めてSMAPのカッコよさを感じた1曲でした。

SMAPはグループの存在が、「夜空ノムコウ」を出した後から「ジャニーズ事務所のタレントの枠」を越えてしまい、「世界に一つだけの花」で「国民的グループ」になってしまったため、その後のシングルが従来のSMAPらしい面白さを封印してしまった感がありました。しかし、2013年のSMAPは「Mistake!」、「Joy!」、「シャレオツ」と魅力のあるシングルを続けて発表した1年だったように思います。だから、もっとアイドルの可能性を進化できたかもしれないのに、解散してしまったのは今でも残念です。

「シャレオツ」の歌の雰囲気を出しているユーザーさんの動画をアップします。
このユーザーさんの声が何となく草彅さんっぽいんですよね。


【歌ってみた】シャレオツ(SMAP)